韓国出身の男性YouTuber「IKITERU（イキテル）」さんが2023年10月9日に公開した動画で、日本への偏見があったという韓国の男性が、実際に来日して「イメージと違った点が多々あった」と驚く場面があった。「ここはごく自然で雰囲気が本当にいいね」イキテルさんは、韓国出身のYouTuberだ。日本好きをきっかけに2014年に日本に移住し、韓国や日本の「生きてる」情報をYouTubeを通して発信している。9日公開の「日本に偏見を持ってた韓国人が初来日して本当に驚いた！日本という国と日本人に感動して泣いてしまいました」では、イキテルさんの先輩だという韓国出身の男性が日本を初めて訪れた様子を紹介した。タクシーに乗った男性は、利用後に接客について「さっきの接客で感じたけど、タクシーの運転士さんもすごく親切でお客さんも笑いながら気持ちよく（過ごすことができる）。これは韓国だと見れない光景だけど、ここはごく自然で雰囲気が本当にいいね。本当に親切に応対してくれるし、お客さんも気持ちよくお金を出してお互い気持ちいい関係。タクシーの国。これは今日、本当に感動した」と振り返った。車内から幼稚園児らが連れ立って横断歩道を渡る様子を見た男性は、「韓国も日本も子どもたちが横断歩道を渡る時に手を挙げるのは一緒だね。帽子も可愛いのをかぶって......」。散歩用のカートには馴染みがないのか「子どもたちを乗せるカート（もある）」と興味津々の様子だった。イキテルさんが「カートはまだ歩けない子たちを乗せて一緒に散歩するんです」と説明すると「めちゃめちゃ可愛い」と顔を綻ばせ、「小さい時からよく秩序を守るから、大きくなっても日本人はそれが自然と身についてるんだね」とした。「日本のサービスはどこまでだ？」商店街を走るゴミ清掃車を見た男性は、「掃除の車なのに汚れもなくきれい。シミとかもないし、きれいすぎる。毎日拭き掃除してるのかな？ 管理が素晴らしいね」と驚いた様子だ。「全然違う。全然違うんだよ。近いうち移住してくるね」と冗談を飛ばす姿もあった。タクシーでの対応には驚きが多かったようで、運転手が荷物を車に載せた際にも「びっくりした。運転士さんが急に（車を）降りて荷物をもらっていちいち乗せてくれて......日本のサービスはどこまでだ？」と目を丸くした男性。「トランクさえ開けてくれれば俺たちが乗せてもいいんだけど、お年寄りとか力がない女性とかを助けることはできるとしても、こうやって全てのお客さんにやってくれてるってことは（驚きだ）。本当に接客に関しては日本に学ばないといけない」と語った。「『韓国人に対して不親切じゃないかな』とか『無視するんじゃないかな』とか......」日本を発つ頃には、「日差しさえ恋しくなりそう」としていた男性。イキテルさんが「どうでしたか、先輩。初めての日本は？」と尋ねると、「とにかく意味深くてよかった」「日本について色々わかることができて、たくさん勉強になった」とした。日本という国について問われると、「とにかくすごく驚いた。俺が考えていたこと......偏見とかもあったと思うけど、それらが大分破れたんじゃないかと」。「日本の市民精神、本当に見習うべきもので、明るい笑顔で応対してくれるし、迎え入れてくれて親切を施す姿に本当に感動した。本当に素敵な国だったんじゃないかと、本当に（思う）」日韓関係について「韓国とは歴史的な絡みもあったし、ぶつかったところもあったけど」とするも、日本での体験で驚いたことが多かったという。「最初はむしろ反対に思ってたんだよね。『韓国人に対して不親切じゃないかな』とか『無視するんじゃないかな』とか。全然そういうのもなくて、むしろ韓国が好きと言ってくれるし、笑ってくれるし。そういう姿から本当に良い印象を得て、良い気運を得て、帰る気がする」「本当に美しい国、良い国。そういうふうに思って帰ることができて本当に嬉しい」とした男性は、旅を振り返りつつ、イキテルさんとの別れもあり感極まって涙ぐむ姿もあった。男性はイキテルさんとハグを交わし、惜しみながら日本を発っていった。
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