社会学者の古市憲寿さんが2023年11月23日、X（旧ツイッター）を更新。「ひどいタクシー」に乗った経験を明かした上で、一般のドライバーが自家用車を用いて有料で乗客を運ぶ「ライドシェア」の解禁を訴えた。「めちゃくちゃ偉そうで、乗せてやってる感を出してくる」作家の百田尚樹氏が11月22日、Xで「地方でライドシェアを実行すると、女性ご性被害に遭う事件が多発するのは想像がつく」（原文ママ）と投稿すると、古市さんは「どうして普段は『日本』や『日本人』の素晴らしさを語る人たちも、ライドシェアになると急に『日本』や『日本人』を信じられなくなるんだろう」と反応。その流れで「この前奈良に行ったんですが、本当にひどいタクシーに乗りました」と切り出した。「ホテルから薬師寺へ向かって欲しいと伝えたら、『池越しに見るのがいい』といって勝手に薬師寺を離れて、池に連れて行かれていました。ルートが違うと言っても聞こえないふりをする。いざその池についても、薬師寺なんて遠くて大して見えない。そもそも夜だし。さすがにまずいと思ったのか、黙ってすぐにひき返して、薬師寺へ向かったのですが、本来の金額よりもかなり高いお金を取られました。もちろん時間もよけいにかかりました」と報告し、「奈良でもタクシー不足で、全然つかまらないんです。呼んでもすぐに来ない。だからこんなひどいタクシーでも降りるわけには行かない。運転手もそれがわかってて、めちゃくちゃ偉そうで、乗せてやってる感を出してくるんです。もちろん中にはいい運転手さんもいて、ガイド顔負けの解説をしてくれたりする。いまの日本の田舎だと、ひどい運転手さんと、いい運転手さんも、正当に評価される仕組みがない」と私見を述べた。「ライドシェア関係ないでしょ」の声も最後は「こういう理不尽なこと、昔のパリあたりのタクシーでは結構経験したんですが、ライドシェアのアプリが普及して、すっかりなくなりました。いつまで日本だけがこんな理不尽な状態を放置するつもりなんですかねえ」と、ライドシェアを推進する意見で締めた。他のユーザーからは「まったく同意。UberEatsと同様に、ライドシェアにした方が評価が見えやすくなり、トンデモ運転手がむしろ減ると個人的には思う」「観光地ならではの殿様商売もちろん個人差あるから一括りにはしないが、個人ごとに評価したり苦情入れたりできるシステムは構築してほしい」など、古市さんに賛同するコメントが寄せられる一方で、「それ、ライドシェア関係ないでしょライドシェアで呼んでもそんな奴いるかもしれないしね」「ライドシェアになったら比じゃない程悪質低レベルなドライバーが増えるような気がします。やるとしたら地域限定で管理できる数にしないと」といった声も上がっている。
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