「コカ・コーラの瓶が終売する」という旨の情報が2024年1月19日、X（旧ツイッター）で大きな注目を集めた。ところが、J-CASTニュースが日本コカ・コーラ、コカ・コーラボトラーズジャパンに真偽を尋ねると、「終売の予定はない」と否定した。瓶商品の出荷を「一時的に調整」はしているという。こうした事実がインターネットニュースで報じられると、投稿元のアカウントはXで「私の完全なる思い込みによって、『コカ・コーラ社の瓶商品の出荷調整』を販売元の生産が終了するかのように書き込んでしまったことを重く受け止めております。心よりお詫びいたします」と謝罪した。誤解が広まった背景とは？注目を集めたのは、ある人気喫茶店の投稿だ。コカ・コーラの瓶での販売が終了する方針のようだとし、「今まで仕入れていた会社は昨年すでに販売を終了しており、今はやっと見つけたお店から仕入れていますが、このお店もいつ急に販売終了になるか分からないそうです」と述べている。投稿は19日20時時点で617万回表示、1万2000回リツイート、2万3000「いいね」され、「悲しい」「ショック」「残念」などと惜しむ声が多く寄せられた。ところが日本コカ・コーラ広報担当者は19日、J-CASTニュースの取材に対し「瓶タイプのコカ・コーラの販売は終了していません。また販売終了の予定もございません」と回答した。流通を手掛けるコカ・コーラボトラーズジャパンの担当者も同日、J-CASTニュースの取材に対し「終売の予定はございません」と回答。誤解が広まった背景として考えられることについて、「瓶の供給がひっ迫している状況で、供給が回復するまで瓶の製品の出荷を一時的に調整しています」とコメントしている。こうした情報が報道されると、喫茶店は同日、Xで「大変申し訳ございません。仕入れ先の方から『いつ急に販売終了になるか分からない』と言われたので、勝手な解釈をしてしまいました。出荷調整だったのですね。本当に申し訳ございません」と誤解の経緯を説明した。続く投稿で「私の完全なる思い込みによって、『コカ・コーラ社の瓶商品の出荷調整』を販売元の生産が終了するかのように書き込んでしまったことを重く受け止めております。心よりお詫びいたします。該当ポストは本日中に削除いたします。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪した。
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