2024年 6月 3日 (月)

共働き世帯の食事の強い味方「宅食サービス」どこが人気? 日本で歴史は浅いが、これから伸びていく市場

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   弁当や総菜を自宅まで届けてくれる「宅食サービス」。一人暮らしのお年寄りだけでなく、仕事と子育てに忙しい共働き世帯にも広がっている。

   「宅食サービス」はどこが人気で、どれだけ利用者がいるのか。モバイル専門の市場調査を行うMMD研究所(運営元はMMDLabo、東京都港区)が2024年1月23日に発表した「宅食サービスに関する調査」によると、5人に1人以上が利用していることがわかった。

   人気サービスのそれぞれの魅力を、調査担当者に聞くと――。

  • 食事をする家族(写真はイメージ)
    食事をする家族(写真はイメージ)
  • (図表1)自宅で食事を作ることへの負担(MMD研究所の調査)
    (図表1)自宅で食事を作ることへの負担(MMD研究所の調査)
  • (図表2)食事を作らない時に利用するもの(MMD研究所の調査)
    (図表2)食事を作らない時に利用するもの(MMD研究所の調査)
  • (図表3)利用したことがある宅食サービス(MMD研究所の調査)
    (図表3)利用したことがある宅食サービス(MMD研究所の調査)
  • 食事をする家族(写真はイメージ)
  • (図表1)自宅で食事を作ることへの負担(MMD研究所の調査)
  • (図表2)食事を作らない時に利用するもの(MMD研究所の調査)
  • (図表3)利用したことがある宅食サービス(MMD研究所の調査)

人気トップ3は「ワタミ」「ニチレイ」「nosh」

   MMD研究所の調査(2023年12月26日~2024年1月5日)は、全国の18歳~69歳の男女5000人が対象だ。

   まず、「自身で食事を作ることに対して、負担を感じているか」と聞くと、53.6%の人が「負担を感じている」と答えた。興味深いのは男性が43.4%、女性が63.9%と、男性のほうが「負担を感じていない」人が多いことだ【図表1】。これはいったい、どういうことか。

   次に、「食事を作らないときに最も利用するもの」を聞くと、「お弁当・テイクアウト」(25.7%)が最も多く、次いで「インスタント食品・レトルト食品」(24.0%)、「チルド食品・冷凍食品」(20.5%)と続いた「宅食サービス」は2.7%にとどまった【図表2】。

   宅食サービスの利用経験を聞くと、利用経験がある人は約2割(21.8%)で、10代が40.3%、20代が39.7%と、若い人ほど利用者が多かった。なお、利用経験がある1092人にサービスを聞くと、「ワタミの宅食ダイレクト」(18.2%)が最も多く、次いで「ニチレイフーズダイレクト」(16.4%)、「nosh」(15.7%)と続いた【図表3】。

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