2024年 5月 4日 (土)

「新生Vポイント」でポイ活競争激化! QRコード決済も「PayPay」VS「楽天ペイ」激突! キャッシュレス市場の将来は?

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   「Tポイント」と「Vポイント」が2024年4月22日に統合して「新生Vポイント」が始まるなど、キャッシュレス決済市場の競争が激化している。

   そんななか、QRコード決済ではどのサービスが一番人気なのだろうか。

   モバイル専門の市場調査を行うMMD研究所(運営元はMMDLabo、東京都港区)が2024年4月10日に発表した「2024年3月QRコード決済の利用に関する調査」によると、利用者がダントツに多いのは「PayPay」だが、総合満足度では「楽天ペイ」がトップとわかった。

   いったい、なぜか。QRコード決済市場の未来はどうなるのか。専門家に聞いた。

  • どこのQRコード決済が人気か
    どこのQRコード決済が人気か
  • キャッシュレス市場の将来は
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  • キャッシュレス市場の将来は
    キャッシュレス市場の将来は
  • どこのQRコード決済が人気か
  • キャッシュレス市場の将来は
  • キャッシュレス市場の将来は

人気順位は「PayPay」「楽天ペイ」「d払い」「au PAY」

   カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の「Tポイント」と、三井住友フィナンシャルグループ(FG)の「Vポイント」が2024年4月22日に統合し、「新生Vポイント」がサービスを開始した。会員数は単純合計で約1億5400万人と、国内最大規模。楽天グループなど通信大手による「ポイント経済圏」との争いが激しくなりそうだ。

   一方、その楽天グループも4月18日、キャッシュレス決済に関わるアプリを統合すると発表。QRコード決済「楽天ペイ」に、楽天グループで買い物をすると貯まる「楽天ポイント」と、電子マネー「楽天Edy」の機能を集約する。ポイント利用にとどまっているユーザーに決済サービスを活用してもらうことが狙いだ。

   このように、「キャッシュレス決済経済圏」の競争が激化するなか、MMD研究所の調査(2024年3月22日~3月25日)は18歳から69歳までの男女2万5000人が対象。予備調査でどのQRコード決済を利用しているかを聞いたあと、本調査として上位4サービスのメイン利用者2000人を対象に詳しく聞いた。

   まず、スマホを所有している2万2797人に、現在利用しているQRコード決済を聞くと(複数回答可)、「PayPay」(49.5%)がダントツに多く、次いで「楽天ペイ」(25.9%)、「d払い」(21.2%)、「au PAY」(16.2%)と続いた【図表1】。

(図表1)現在利用しているQRコード決済(MMD研究所の作成)
(図表1)現在利用しているQRコード決済(MMD研究所の作成)

   また、上位4サービスのメイン利用者2000人(各500ずつ)に総合満足度を聞くと、「満足」と「やや満足」を合わせた満足度は、「楽天ペイ」(78.0%)が最も高く、「PayPay」と「d払い」(74.6%)が同率で2位、4位に「au PAY」(70.0%)という結果に【図表2】。

(図表2)QRコード決済4サービスの総合満足度(MMD研究所の作成)
(図表2)QRコード決済4サービスの総合満足度(MMD研究所の作成)

   それぞれどこが魅力なのか。フリーコメントの声は――。

【PayPay】
「使える店が多く、よく使うYahoo!ショッピングで使うとお得だから」(50代・男性)」
「還元率や付加時期が、分かりやすい」(60代・男性)
【楽天ペイ】
「楽天カードをメインで使用しているので、楽天ペイを使うと楽天ポイントがたまる。普段買い物する場所でも楽天ペイが使えるので便利」(20代・女性)」
「ポイントがたくさんたまりやすい。お金の管理もしやすい」(60代・女性)
【d払い】
「LOTOとかにも使えるし、携帯と同じ引き落としなので、何重にもならずポイントが貯めやすい」(40代・女性)
「ポイント利用や携帯料金に合わせての引き落としなど、方法が選べる」(60代・男性)
【au PAY】
「じぶん銀行との紐付けで、よりお得になるし、お金の管理が統一できる」(40代・女性)
「マネ活プラン加入により、他社と比較してポイント還元率がよい」(40代・男性)

   こういった案配だ。

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