秋葉原のパソコンショップ「パソコン工房」公式サイトが2025年2月3日、「パソコン工房秋葉原パーツ館」で行われた新型ビデオカードの店頭抽選販売における不手際を謝罪した。区立幼稚園に侵入する迷惑行為も 中国人客も多数同ショップをめぐっては、1月30日にゲーム用に人気のある米NVIDIAの新型ビデオカード「GeForceRTX5090」および「GeForceRTX5080」の店頭抽選販売が行われた。店は、店頭では先着100人に10点を販売すると事前に告知していた。店では15時よりも前には並ばないよう呼びかけていたが、昼ごろには客が並んでいたという。店からの指導があって列はなくなったが、15時近くになって店の近くでたむろするようになった。そして、15時になると、客が押し寄せて大混乱になり、しばらくして抽選が終了した。Xでは、一部の客による迷惑行為に関する報告が多く上がっていた。近くの区立幼稚園に侵入する客もいたといい、警察が出動する騒ぎにもなった。当日店を訪れた立山登さんは、J-CASTニュースの取材に当時の様子をあちこちで中国語が聞こえ、中国人がとても多かったと語った。頻繁にスマホを取り出し、電話をしながら行動していたとも明かした。「フェンスを登って乗り越え敷地内に侵入する、大切な看板を壊す」公式サイトは3日に「お客さま、ご近隣の皆さまならびに関係者各位 『秋葉原パーツ館』でのRTX5090の店頭抽選販売についてのお詫びとお知らせ」との文書を公開し、謝罪を行った。「2025年1月30日『パソコン工房秋葉原パーツ館』にて行われました新製品RTX5090.5080の店頭抽選販売に際し、弊社の不手際により騒動となり、お客さま、ご近隣の皆さまならびに関係者さまへ多大なるご迷惑、ご心配をおかけいたしましたこと深くお詫び申し上げます」客が押し寄せ、Xに「看板が半分折られた」との写真投稿もあった幼稚園に対して、「特に、騒動の際には、お客様が幼稚園さまのフェンスを登って乗り越え敷地内に侵入する、大切な看板を壊すなど、大変なご損害と迷惑、ご心配をおかけいたしました。誠に申し訳ございません。重ねてお詫び申し上げます」と謝罪した。「事前に調査したうえで実施」ECサイトだけでなく店頭での抽選販売を行った理由については、「『新商品発売のお祝いならびに盛り上がり』を目的として、電脳街聖地である秋葉原のリアル店舗にて販売することを、事前に調査したうえで実施させて頂きました」と説明。調査をしてはいたものの、「あまりにも高額商品であることから弊社の見積もりが甘く、想定をはるかに上回るお引き合いを頂き、秋葉原本部の総出を繰り出し25名程度を配置して対応したのですが、販売方法や誘導方法においても至らぬ点が多く、かかる騒動に発展させてしまいました」とした。今後について、「弊社として、重く受け止め、今後、斯かることが発生しない・させないように、対応してまいります。そして、細心の注意を払い、全社を挙げて信頼回復に努めてまいる所存です」としている。
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