大阪・関西万博の「バルトパビリオン」の入り口に飾られていた万博公式キャラクター「ミャクミャク」のぬいぐるみが、2025年5月16日までに何者かに盗まれた。駐日リトアニア大使のオーレリウス・ジーカス氏がXで明らかにした。
心無い犯行の一方で、多くの人がパビリオンにミャクミャクをプレゼントし、結果として「増殖」。ジーカス大使は「心より感謝申し上げます」と書き込んだ。
「ミャクミャク様の人形ですが、お客さんに盗まれてしまいました」
バルトパビリオンは、バルト地域のラトビアとリトアニアの2国による共同パビリオンだ。「森と湖の国」として知られるバルト地域の自然や文化を伝えている。
ジーカス大使は16日、防犯カメラの動画を添え「とても寂しいことに、大阪万博のバルト館で一生懸命に仕事をしていたミャクミャクは突然消えてしまいました #防犯カメラありがとう」とXに投稿した。
動画には、2人組の客が周囲をうかがいながら、パビリオンの入り口に置かれていた「ミャクミャク」のぬいぐるみをカバンに入れ、持ち去る様子が映っていた。
ジーカス大使は「どこへいらっしゃっているのでしょうか? 皆さん、見つかったら教えてください」と呼びかけた。
「日本推しラトビア人」としてインフルエンサー活動をするかたわら、バルトパビリオンでもスタッフとして働いている「アルトゥル」さんも、「悲しいお知らせです。万博のバルト館に飾っていたミャクミャク様の人形ですが、お客さんに盗まれてしまいました。二人組のお客さん。防犯カメラの映像も残っています」としていた。
白昼堂々の盗難劇に、SNSでは「サイテー...なんでこんなことできるんだ...」「これは犯罪そのもの。ひどい!」など困惑の声が相次いだ。