プロボクシングの元世界2階級制覇王者・亀田大毅氏(36)が、2025年6月28日にユーチューブを更新し、7月19日に米ラスベガスで行われるWBC世界スーパーバンタム級1位アラン・ピカソ(メキシコ、24)対亀田京之介(TMK、26)戦を独自予想した。
「今回は、本当に調整試合で京之介を呼んだという感じでしょう」
世界ランキング1位のピカソは、亀田戦に勝利すれば、年末にもスーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋、32)との対戦が見込まれている。今回は、年末のタイトル戦に向けた調整試合の色合いが濃い。
一方の亀田は、25年2月にメキシコ・ティファナで元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ、30)に、7回TKO負けして以来の復帰戦。ネリ戦は、周囲の戦前の予想に反して善戦したものの、最後は力負けした。
今回は、ピカソ本来のスーパーバンタム級(55.3キロ)ではなく、1階級上のフェザー級(57.1キロ)10回戦で試合が行われる。
京之介のいとこでもある亀田氏は、「ピカソ選手は、1階級上げての調整試合になるから体重も楽。ピカソ選手は体の線が細く、元々フライとか、スーパーフライ級でスタートしている選手だから、減量自体はそれほどきつくなさそう。今回は、本当に調整試合で京之介を呼んだという感じでしょうね」と、試合の経緯について説明した。
亀田氏は、今回の試合が、京之介が主戦としているフェザー級であることから、「パワー負けをしない。その点は有利」と分析した。
ピカソはプロデビュー以来、ひとつの引き分けを挟んで負けなしの31勝(17KO)1分けだ。世界タイトルマッチの経験はなく、23年7月にWBC世界スーパーバンタム級シルバー王座決定戦に出場し、6回TKO勝利で同王座を獲得した。
「ピカソは世界トップクラスの選手とやっていない」
亀田氏はピカソの過去の対戦相手について、「世界トップクラスの選手とやっていない」とし、「逆に言うと、もまれていない。なので、そんなに差はないと思う。完封されるか?と言われると、完封されないと思う。1発で倒れるかと言われれば、京之介は倒れないと思う。ネリのパンチをあそこまで耐えられるので、京之介は結構打たれ強い」とした。
そして、「そんなに差が開く試合にはならないと思う」とした上で、試合展開について、こう予想した。
「ピカソ選手は、飛び抜けたものがひとつもない。良く言うと、うまくまとまっている。誰とでもいい勝負ができるが、打たれ弱いと思う。京之介は結構パンチがあると思う。フェザー級なので、体負けもしない。ラスベガスのリングに飲み込まれないと思うので、勝てると思う。まったくひいき目なしで、フラットに見て」
さらに「まったく肩を持つ気がない」と強調し、「ワンチャン(京之介の)KOもあると思います。そんなに京之介は弱くない。そんなにピカソ選手は強くない。そんな試合になると思う」と独自に分析した。
亀田は身長176センチで、プロ戦績は15勝(9KO)4敗2分け。
パンチも見えた
— 亀田京之介kyonosuke kameda (@box_kyo) February 10, 2025
止まってれる俺に当てれなかった
もう勝負は見えた。
楽しみしとけよチビ pic.twitter.com/afgVtzfe4e