首相周辺も恐れる?急伸する参政党とは何者か 根強い「反ワク、極右」イメージも...減税なども唱えるその実像

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「排外主義ではなく、ルールを守る外国人は歓迎」

   政策では、真っ先に「減税」を掲げており、消費税については、段階的に廃止すると神谷宗幣代表が参院選の討論会などで訴えている。

   また、選択的夫婦別姓制度については、家族関係が複雑になり、治安が悪くなるなどと主張している。憲法については、改憲ではなく、ゼロから議論する創憲の必要性を唱えている。

   こうした政策も、支持率アップにつながっているとみられるが、注目を集めるのは、やはり日本人ファーストなどの独特の主張だ。

   参政党は6月30日に記者会見を開き、梅村氏を参院選比例代表で擁立すると発表した。この会見の席で神谷代表は、日本人ファーストといった主張について弁明した。

   「左派系の方々からは、『差別だ、差別だ』というふうに叩かれているんですね。私たちは別に、排外主義でもなければ、外国人を追い出そうということでもない」と神谷代表は述べ、国民の不安を受けて声を上げているものの、ルールを守る外国人は歓迎しているなどと説明した。

   一方で梅村氏は、「カルト・マルチ・陰謀論政党だとよく言われていますよね、今現在でも。で、私もその辺り、気にならなかったわけではないんです」と本音を漏らし、「より一層のファクトとロジックを持って、政策の正当性を裏付けていく」と抱負を語った。

   神谷代表は、ヨーロッパなどの極右政党をモデルにしたのではないかと記者から聞かれたが、そのことは否定した。一方で、トランプ大統領を支持する共和党保守派などと接触したことは認め、「もし夏の参議院選挙で参政党が飛躍し一定の数を得たら、私は逆に、ヨーロッパへ行くなりアメリカへ行くなりして、また改めて彼らと親交を結んでですね、これからの世界のあり方については話し合いはしていきたい」との見通しを示した。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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