2025年7月20日に投開票が行われる参議院議員選挙で、参政党から出馬する立候補者が刑事告訴された。このことが報じられたことについて、参政党の神谷宗幣代表が16日にXで苦言を呈している。
「なんなんだ、日本のメディアは」
刑事告訴されたのは新人候補の初鹿野裕樹氏。初鹿野氏は7日にXで他のユーザーとのやりとりの中で、「度重なる殺人事件や騒擾事件により、オウムと同じ公安調査対象になっている日本共産党」「沢山の仲間が共産党員により殺害され、殺害方法も残虐であり、今だに恐怖心が拭えません」などと投稿していた。
翌8日に日本共産党神奈川県委員会は抗議文を届け、撤回と謝罪を求めたものの、初鹿野氏は応じず。同委員会は16日に、初鹿野のポストは刑法第230条の名誉棄損および公職選挙法第235条第2項の虚偽事項公表にあたるとして神奈川県警に告訴状を提出したことを公表していた。
一方、これがニュースになると、神谷氏は「告訴だけで記事にしますか?」と苦言。「初鹿野さん、選挙真っ最中の人ですよ。なんなんだ、日本のメディアは」とつづっていた。
「虚偽による選挙を容認しているという事」
これに対し、立憲民主党の米山隆一衆議院議員はポストを引用し、「『たくさんの仲間が共産党員により殺害』という虚偽は余りにも出鱈目で、幾ら選挙の最中でもそれを報道するのは当り前です」と指摘した。
また、「それを批判するこの方は、虚偽による選挙を容認しているという事です。余りに無茶です」と批判していた。
日本共産党神奈川県委員会は15日、参政党・初鹿野裕樹候補の日本共産党を中傷するSNS発信について、刑法第230条の名誉棄損および公職選挙法第235条第2項の虚偽事項公表にあたるものであり、神奈川県警に対して速やかな捜査と厳重な処罰を求めて、刑事告訴をおこないました。 pic.twitter.com/TPjY4YJKl0
— 日本共産党神奈川県委員会 #比例は日本共産党 (@jcpkngw) July 16, 2025
参政党の初鹿野神奈川選挙区候補が、SNSで「沢山の仲間が共産党員により殺害され、殺害方法も残虐」など発信した事について、日本共産党神奈川県委員会は「全く事実に基づかないもの。選挙期間中の虚偽情報の発信は公職選挙法にも規定されている重大な問題」と撤回と謝罪を求める抗議文を届けました。 pic.twitter.com/9uW5ue4h7A
— 日本共産党神奈川県委員会 #比例は日本共産党 (@jcpkngw) July 8, 2025
「たくさんの仲間が共産党員により殺害」という虚偽は余りにも出鱈目で、幾ら選挙の最中でもそれを報道するのは当り前です。それを批判するこの方は、虚偽による選挙を容認しているという事です。余りに無茶です。 https://t.co/VX6QONaEcl
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) July 16, 2025