【米オールスター戦】なぜ大谷翔平は試合途中で帰ったのか 大リーグ「慣習」を識者解説...実はイチローは例外「仕方なく最後まで」

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オールスター戦では「ギャラは出ないが」...

    そして、過去にオールスター戦に出場し、MVPに輝いたイチロー氏(51)の事例を挙げて、具体的に解説した。

    「2007年のサンフランシスコでのオールスターゲームで、イチロー選手が(オールスター戦史上初の)ランニングホームランを打った。イチロー選手は、たしか5回くらいにベンチに下がって、私服に着替えて帰ろうとしたらしいんですよ。ところが、メジャーリーグ機構の人から、『MVPに輝く可能性があるから最後まで残ってくれ』と言われて、仕方なく(試合終了まで)いたらしいです」

    さらに、オールスター戦の「慣習」について、こう続けた。

    「選手にとっては、貴重なオールスター休みですから、ゲームに出るだけでも大変。少しでも自分の時間を作りたいがために、必要がないときは、さっさと(球場を)引き揚げてしまうというのが、むこうのスタイル。公式戦では絶対にない。オールスターゲームは公式戦ではなくて、いわばエキシビションみたいなものだから。言い換えれば、オープン戦みたいなものですから。それと同じ」

    福島氏によると、オールスター戦に出場しても、選手にはギャラは出ないという。福島氏は、取材した経験に基づき、オールスター戦の選手の「ギャラ」について、次のように説明した。

    「ギャラは出ないが、選手はチームと契約するときに、付帯条項として、オールスターゲームに出たら、5万ドル(約740万円)とか、そういう契約を結ぶ。個人的に球団からお金をもらっている」

    今シーズン二刀流を復活させた大谷。32本塁打で本塁打争いのトップに立つ。19日(日本時間)のミルウォーキー・ブリュワーズ戦から後半戦の幕が開く。

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