周辺が暴走?本人の資質? 小泉進次郎氏に相次ぐ週刊誌報道、識者の見立ては

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「陣営に甘く見られており、父親の純一郎には及ばない」

   小泉氏は、ステマ問題については、支援議員側の判断だったとしながらも、後に「最後の責任は私にあります」と報道陣に説明した。今回の離党問題については、側近の県議が総裁選のために動いたことも否定し、文春に全面対決の姿勢を示している。

   ネット上では、小泉氏への風当たりも強くなっているが、小泉氏は、周辺の雑音に巻き込まれただけなのだろうか。それとも、自らの資質が招いた部分も何かあるのだろうか。

   この点について、政治評論家の有馬晴海さんは10月1日、J-CASTニュースの取材に対し、小泉氏が本当に知らなかった可能性はあるとしながらも、こう話した。

「進次郎さんは、まだ若いので、何か見つかっても許されると、陣営から甘く見られている部分があるのだと思います。優しい性格もありますし、年上の人から応援されていますので、気を使って叱れないのでしょう。それと、陣営の若さもあるのではないでしょうか。牧島さんは、大臣になりたいと頑張ったのでしょうが、多くの例文のうち、陣営で実際に使われたのは7つだけでした。陣営における気の緩みが目立っており、緊張感が感じられませんね」

   小泉氏は、「解党的な出直し」を唱えているが、このままでは、自民党が出直すには解党した方が早いと有馬さんはみる。

「首相になった父親の純一郎さんは、非情にも反対派に刺客を立てました。裏金議員もそうですが、不手際があれば、除名にするぐらいのことをしないと、自民党は変わったことにならないと思います。純一郎さんの心意気なら、裏金議員は除名して刺客を立てていたでしょう。指導力という点では、進次郎さんは、まだ純一郎さんにはなれていませんね」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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