ナウル旅行者「かなりしんどかった」→政府観光局が異例の率直&神対応、訪問には「覚悟持って」

   ハワイとオーストラリアの間にある小さな島国、ナウル共和国を訪れて「正直かなりしんどかった」と明かしたインフルエンサーと、フォロワーの多さで知られる同国政府観光局公式Xのやりとりが注目を集めている。

  • 大阪・関西万博では「ナウル館」大盛況。現地行きはハードルが高そうだ。
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  • ナウル政府観光局Xの「中の人」。異例の反応が話題だ
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  • 「覚悟を持っていただければ」。ナウル政府観光局の異例のポストが話題だ
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「珍しい国に来れたのは嬉しかったけど...」

   発端となったのは、SNSで世界一周の様子を公開しているインフルエンサーの「たいと」さんによる2025年11月7日の投稿だった。

   「あんまり国を悪く言いたくないんだけど...話題のナウルに6日間いて、正直かなりしんどかった」と切り出したたいとさんは、「珍しい国に来れたのは嬉しかったけど、毎日何かしらモヤモヤがあって、今日ついに『もう無理だ...』ってなった。52ヶ国まわってきたけど、再訪しない国ランキング、ここが圧倒的1位」と率直な思いをつづった。

   「前提として、旅で見えるのはその国のごく一部だし、良い悪いじゃなく『相性』もある」としつつ、その理由を明かした。

「まず、笑顔と挨拶が少ない」といい、「挨拶しても返ってこないことが多い。スーパーやレストランでも基本的に無表情で、距離がある空気感。『文化の違い』と言えばそれまでだけど、正直ずっと居ると心がちょっと削られる」。

   食事についても「食が楽しめない」と明かし、「レストランはほぼ中華」だったとし「『ナウルならではのご飯』が味わえなくて、旅の楽しさの一つがごっそり抜け落ちてる感覚」とした。

   さらに、宿のセキュリティについても「かなりしんどかった」とした。

「ナウルから出られない問題が発生してる」

   こうした中、「そして今、ナウルから出られない問題が発生してる」としたたいとさん。

   6日の朝9時にキリバスへ出発する予定だったが、「前日の深夜に『14時に変更』って突然通知。で、空港に行ったらスタッフがおらず、聞いたら『キャンセル』。通知なし。ネットにも記載なし」。

   空港では振替などの対応はなく、「徒歩で1時間弱」の航空会社オフィスに行くよう促され、タクシーを呼ぶこともできなかったという。「幸い、空港周囲で探したら、周りの人が乗せてくれて助かった。そこは本当にありがたかった」とした。

   こうした中、翌日以降のキリバスでの予定が大幅にずれ込み「4?50万は飛んだ」。「ナウル航空会社に『その一部(12万)で良いから補償してくれ』と言ったけど『私たちに責任はない』で終了。意味わからない」と明かした。

   その後、振替便もキャンセルになってしまったといい、「航空会社に自分で電話したら『今起きたばかりだから後で』と逆ギレされ、挙げ句その便もキャンセル」。

   「今、現地時間8:30。今日の便が本当に飛ぶのかすら誰もわからない。理由の説明もない。連絡もない。空は快晴。もう本当に意味がわからない」と困惑を明かした。

「おかげでどんどんナウルが楽しくなってます!」

   ナウル共和国政府観光局のXは7日、【お詫び】を投稿。「国営ナウル航空の遅延で日本人観光客の方に大きなご迷惑をおかけしてしまいました。誠に申し訳ありません」と謝罪し、対応を明かした。

   「当該の方にはタブナ元国会議長、元外務事務次官(現 日本ナウル協会名誉会長、ナウル海運公社総支配人)を急行させ、航空情報共有、ナウル料理提供のお話をさせていただきました」という。

   たいとさんは「たかが一般人の旅行者の僕に、ナウル観光局さんが様々手配してくれて、ナウル海運公社総支配人の方とお会いでき、とても安心しました!」と感謝をつづった。

   のちの投稿では、「正直ナウル観光局さんは今までに見たことないほど神対応してくださってます!」と感激。

   「おかげでどんどんナウルが楽しくなってます! 現地の人にも良くしてもらってます!」と観光を楽しめるようになったと明かした。

   一方、「が、ナウル航空にはがっかりすぎる! 今だに昨日から1通も連絡が来てないし、催促メール送っても音沙汰もない。なんなの!笑」ともしている。

   なお、7日14時30分頃、たいとさんは「どうやら明日の飛行機も飛ばなそうとのことで散歩に来てます。※今だに航空会社から直接の連絡なし」と報告。ナウル滞在はまだ続く様子だ。

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