立憲・野田佳彦代表、高市首相の「そんなことより」発言批判...「政治の信頼に関わる重大な姿勢」

   立憲民主党の野田佳彦代表が2025年11月27日にXで、26日に行われた党首討論で、高市早苗首相の「そんなことより」発言を批判した。

  • 立憲民主党・野田佳彦代表(2025年2月撮影)
    立憲民主党・野田佳彦代表(2025年2月撮影)
  • 立憲民主党・野田佳彦代表のX(@NODAYOSHI55)より
    立憲民主党・野田佳彦代表のX(@NODAYOSHI55)より
  • 立憲民主党・野田佳彦代表(2025年2月撮影)
  • 立憲民主党・野田佳彦代表のX(@NODAYOSHI55)より

「立憲民主党は一丸となって、政治の信頼回復を進めます」

   党首討論では、野田氏が自民党の政党支部の企業団体献金の実態調査の回答を求めた際、高市首相は「支部の数そして実情の調査を行っていますが、それを御党にお示しするという約束であるとは思っていません」としつつ、「そんなことよりも、ぜひ(国会議員の)定数削減やりましょう」と返していた。

   これについて野田氏は27日にXで「『政治とカネ』の問題は、本当に『そんなこと』なのでしょうか」と疑問を呈し、「昨日の党首討論で高市総理が私の質問に対し『そんなことより』と述べた場面は、政治の信頼に関わる重大な姿勢だと受け止めています」と批判した。

   また、野田氏は「8月4日の予算委員会で、石破前総理と私は三つの協議体を設けることで合意しました。(1)給付付き税額控除の導入、(2)ガソリン暫定税率の廃止、(3)政治資金規制法の改正。このうち二つは議論が前進していますが、問題は三つ目の『政治とカネ』です」と前首相の石破茂氏との合意内容について言及。

   一方、高市首相の姿勢について、「自民党の7000超の地方支部が企業・団体献金の受け皿となっている実態を『調べるが公表しない』する姿勢、そして『そんなこと』発言」と批判的につづり、「昨年から今年にかけての総選挙・都議選・参院選で示された厳しい審判は、まさにこの問題への不信の表れでした」と指摘した。

   野田氏は、「政治は信頼の積み重ねです」とし、「私たち立憲民主党は一丸となって、政治の信頼回復を進めます」とつづっていた。

   このポストに野田氏の元には、「断じて、『そんなこと』ではない」「高市応援団に揚げ足とりと言われても、これは強く言わないといけない」という声のほか、「そんなことより国民の生活に向き合ってくれない?」「『そんなこと』と言えるのは、先に進めなきゃいけない政策があるからです」といった声も集まっていた。

姉妹サイト