2025年12月30日放送のトークバラエティ「あちこちオードリー」（テレビ東京系）は「年末特大号！嫌なこと悩み全放出SP」と題して大久保佳代子さんや若槻千夏さんらゲストを迎えて今年の総決算を話し合った。10年間休んで復帰した若槻千夏さんだから言える自分で書いた悩みに自分が回答するという「自作自演悩み相談」コーナー。若槻さんは「忙しすぎて少し仕事を休みたいのですが、休んだら必要とされない存在になってしまうんじゃないかと不安です」というのが悩み。それに対して若槻さん自身が答える。「結論から言うと大丈夫です」ときっぱり。スタジオから驚きの声と笑いがわきあがった。若槻さんは「私だけが置いてきぼりにされるんじゃないか」「必要とされないんじゃないか」という芸能人が抱きそうな不安に対して、「私は10年休んでいたので、休んでも全然大丈夫。誰も必要じゃないと思ったら楽になった。芸能界を見渡しても、誰も必要じゃない」。ゲストのやす子さんは腕を組んで上を見上げ、大久保さんはじっと若槻さんを見つめていた。大久保佳代子の心配「休むと人脈つくりをゼロからやり直し」MCの若林正恭さんが「実際に『休みたいくらい疲れているんですけど』なんて相談されることある？」と若槻さんに問うと、「はい、私は『休みな、休みな』と言うんですけど、みんなは逆に休まない」。若林さんは「でもスッキリするんだろうな、若槻さんにしゃべったら」と頷く。大久保さんは「（休むと）人脈とかスタッフとも1回離れて、ゼロから新たに自分で作ってやっていかなければいけない」と復帰後は大変だと話した。しかし、若槻さんは「休む前に自分の芸能生活が大丈夫だったかを、ちょっと振り返ってください」と答える。大久保さんは目を左右に動かしながら何とも言えない表情になった。「自分が忙しい時にADさんに冷たくしちゃったり、プロデューサーの人だけにあいさつするとか。私はそういうことはなく、ADさんとばかり仲良かった。だから（休業から）戻ってきた時に、そのADさんたちがプロデューサーに（昇進して）なっていて」と話し、大久保さんが心配したようなことはなかったことを明かした。大久保さん、「なんなん？（若槻さんに）人間力があるのか？」と唖然する。タレントの世界は、良くも悪くも人間関係が重視される。若槻さんが「休んでも大丈夫」と話す裏には、自身の人間関係を大切にする体験と自信があったのだ。（ジャーナリスト佐藤太郎）
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