埼玉県議会議員補欠選挙に当選した西澤理氏が2026年3月9日、即日での議員辞職を表明した。西澤氏は投開票日の前日にあたる7日に、国民民主党から公認取り消し・除籍処分を受けていた。「公認判断に関わり得る特定の事実を申告していなかった」西澤氏は国民民主党からの公認を受け、埼玉県議会議員補欠選挙に立候補。しかし、投票前日となる7日午後、国民民主党の埼玉県連公式Xアカウントが「除籍および公認取り消し」を報告した。処分の理由については、「3月6日に党本部に西澤氏に関する情報が寄せられ、直ちに本人に事実確認を行ったところ、その場で本人より公認申請時、公認判断に関わり得る特定の事実を申告していなかったことについて申し出がありました」と説明。「本来、県連への公認申請時に通知されるべき情報を通知せずに党の公認を得ようとした行為は、党の候補者に対する信頼を裏切るものであり、到底容認できません」としていた。同党代表の玉木雄一郎氏も同日、Xで「投開票日前日に公認候補の除籍および公認取り消しという情けない報告をしなければならないことに対し心からお詫び申し上げます」と謝罪していた。刑が消滅→「申告の必要はないものと考えて公募に応募」国民民主は「特定の事実」に関する詳細は明かしていない。一方、SNSでは東京スポーツが18年5月に公開した記事で、児童福祉法違反容疑で逮捕された男の名前が西澤氏と一致するとの情報が拡散されていた。公認取り消しを受け、西澤氏は7日にXで「これまで応援してくださった皆様、そして既に私に一票を投じてくださった川口市の皆様に、多大なるご迷惑とご心配をおかけすることとなり、また、ご期待を裏切る形となってしまった」と謝罪した。党への申告を行わなかった理由については、「当該の件は7年以上前の罰金刑による処分であり、既に刑の言渡しの効力(5年)は失われております。刑が消滅した場合、履歴書の『賞罰欄』に過去の前科を記載する法的義務は原則ありません」と説明。「それを踏まえ、申告の必要はないものと考えて公募に応募いたしました」としていた。投開票を終えた8日夜には、「今後のことは関係各位と相談してまいります」と報告。拡散された報道については、「報道にあるような内容については事実と異なる部分も多分にあります。巻き込まれてしまった方のプライバシー保護を優先してまいります」としていた。「私がこのまま議員として活動することは適切ではない」無所属となった西澤氏だが、2万4594票を獲得し2位で当選した。9日の投稿では、当選にあたって「多くの皆さまにご付託をいただきましたことに感謝申し上げます」と感謝をつづった。その一方で、「しかし、今回の当選は、国民民主党からの公認取り消しが充分に伝わらないなかで国民民主党に対する期待を、私、西澤さとしに重ねていただいたものが多いかと存じます」と説明した。「そうであるならば、私がこのまま議員として活動することは適切ではないと考え、即日、議員辞職することを決意いたしました」とした。「みなさまの貴重な票を無駄にすることになってしまい、誠に申し訳ありません」と謝罪している。
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