「ここでけん制アウトは絶対にダメ」
「1塁ランナーの細川選手。大きなリードは必要がないところです。1塁手がベースを離れていたこともあって、大きめのリードを取っていた。その大きめのリードを、キャッチャーもネビンも感じていた。それでサインを出そうと。細川からすれば、おもいがけないけん制になったと思うが、これは引っかかってはいけない。プロの選手。ここでけん制アウトは、絶対にダメ」
現役時代、中日、西武、阪神でプレーし、3度の最多安打を記録した田尾氏。05年には楽天の監督に就任し、1年間チームを指揮した。プロ野球で豊富なキャリアを誇る田尾氏は、自身の経験を踏まえ、細川がけん制死した場面について持論を展開した。
「この場面の細川の場合は、けん制で絶対にアウトになってはいけない。2アウトなので、三遊間にゴロが転がった時、この時にいいスタートを切って、2塁送球でアウトにならないように頑張ろう。そこしかなかったと思います。この2つぐらいではなかったかなと思います。その2つのうちのひとつが欠けていた。ちょっとお粗末なけん制アウト。こういうプレーで大きいチャンスを逃すと、相手に流れが行ってしまう」
2連敗のチームは今季ワーストの借金「17」となった。5位・広島とのゲーム差は3.5ゲームだ。
この日の敗戦について、田尾氏は「『こういうことをやっていると勝てない』という典型的なゲームをやってしまった」と表情を曇らせた。
スポーツ紙の報道によると、井上一樹監督(54)は、細川のけん制死に関して「あってはならないプレー」と語ったという。