米製薬会社・イーライリリー・アンド・カンパニーの日本法人である日本イーライリリーは、2026年6月11日までに公式サイトで、同社が製造・販売する2型糖尿病治療薬「マンジャロ」について、美容や痩身、ダイエット等を目的とした使用に対し注意喚起する声明を発表した。目的外使用の「有効性および安全性は医学的に確認されておりません」マンジャロをめぐっては、美容やダイエット目的での使用やインフルエンサーによるその体験談等が波紋を広げているほか、6月2日には、マンジャロを無許可販売した等の疑いで男女3人が書類送検されたと報じられている。2日、上野賢一郎厚労相が適正な使用を呼びかけた。日本イーライリリーは公式サイトで、「美容・痩身・ダイエット等を目的とした使用を推奨していると受け取れる広告等」や「許可なくマンジャロを売買した疑いで書類送検されたという報道」を確認したと言及。そのうえで、「日本におけるマンジャロの承認された効能・効果は2型糖尿病です。マンジャロは医師の指導のもと、適切に管理・監督され、国内の電子添文に則った適切な使用が求められる処方箋医薬品です。医師の管理・指導のもとでのみ使用が許可されている薬剤です」と、マンジャロについて説明した。美容や痩身目的など、2型糖尿病以外の目的でマンジャロを使用した場合の「有効性および安全性は医学的に確認されておりません」とする。また、「医薬品を許可なく個人間で売買、転売することは薬機法に違反する行為です」とも注意喚起し、「これらの適切に指導、管理されていない医薬品の使用は、安全性や品質が確保されておらず、本来の効果が見込めないだけでなく、深刻な健康被害が発生するリスクがあります」と説明した。日本イーライリリーは、こうした理由から「これらを容認できず、関連当局や関連学会、警察等と緊密に連携し、情報共有や注意喚起、および適正使用推進のための情報提供活動を行っております」している。また、「肥満症治療においては、肥満症治療薬として承認された薬剤を、医師の管理・指導のもとでご使用いただきますようお願いいたします」と呼びかけた。
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