サッカーの元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏(45)が、2026年6月28日にユーチューブを更新し、ワールドカップ(W杯)の日本対ブラジル戦について「ネイマールが出てきた方が日本にはチャンス」との見解を示した。
「今までのドリブルをしながら滑走するネイマールではない」
グループFの日本は、1勝2分けの勝ち点「5」を獲得し、グループ2位で通過。同組のオランダが、2勝1分けの勝ち点「7」で首位通過した。
日本は、30日に米ヒューストンで行われる決勝トーナメント1回戦で、グループCで1位のブラジルと対戦する。
優勝候補のブラジルは今大会、安定した力を発揮している。グループCの第1節(14日)で強豪モロッコと対戦し、1-1で引き分けた。
第2節(20日)でハイチに3-0で快勝すると、第3節(25日)のスコットランド戦も3-0で勝利した。ブラジルは、勝ち点「7」でモロッコと並ぶも、得失点差で上回りグループ首位で通過した。
ブラジル出身で、代表チームを熟知する闘莉王氏はブラジル戦について、「日本からしたら、ネイマールが出てきた方がいい」と34歳のベテランの名を挙げ、その理由について説明した。
「(今大会、ネイマールは)調子が上がってこない。もしかしたら点を取られるかもしれないが、全体を考えると、(ネイマールが出場するのは)ブラジルにとっては良くない。日本にとっては良いこと。コンディションが上がっていないので、そんなにダッシュとかはできない。今までの、ドリブルをしながら滑走するネイマールではない。技術はあるが、ネイマールが出てきた方が、日本にとってはチャンス」
一方で、闘莉王氏が警戒するのが、FWエンドリッキ(19)だ。W杯初出場で、ハイチ、スコットランド戦で途中出場したが、今大会の得点はまだない。闘莉王氏は、エンドリッキの特徴について次のように分析した。
「ブラジルに勝つチャンスは、今までにないくらいの可能性が」
「若いし勢いがある。思い切りの良さも、シュートもある。(6か月の期限付きで移籍している)フランス(1部のリヨン)で活躍して、(来季は)レアル(マドリード)に戻る形になる(とみられている)。(試合の)途中から出てくるんじゃないですか?右サイドで出ると思う。思い切りの良さ、1発にかける思いがある選手。小さいが、強いし速い。パワーを生かしてくる選手。出てきたら要注意ですね」
闘莉王氏が予想したスコアは、日本の2-1勝利。その根拠に関して、こう言及した。
「ブラジルに勝つチャンスは、今までにないくらいの可能性がある。ワールドカップで、いろいろな大会があった中で、勝てる確率が、ここまでパーセンテージ高いのは今回が初めて。これは、総合的にみたら、勝てるチャンスは今までにないくらいのものがある。ブラジルは、相手が日本で良かったと。日本と当たっていいなと。そう思っているブラジル選手がいる。そこがチャンス。隙がある。『オランダと当たらなくて良かったな』と思っている選手がいる。そこが隙を与える。日本は隙を突けるチャンス」
日本とブラジルの通算対戦成績は、日本の1勝2分け11敗。日本は、25年10月の「キリンチャレンジカップ2025」で、ブラジルに3-2の歴史的勝利を飾った。