「そこまでして愛子さまを天皇にしたくないのかな」と、ジャーナリストの玉川徹さんは呆れた。2026年7月1日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」は高市内閣が閣議決定した皇室典範改正案について、立法府の総意に基づいていないだけでなく、国民の総意にも沿っていないんじゃないかと取り上げた。
「将来、他国が後ろ盾になった形で、別の天皇を立てますみたいなことを言われちゃう可能性も」
改正案は、皇族が旧宮家の男子を養子に迎えることを認め、その男児は皇位継承権を持つとした。これは衆参両院の正副議長がまとめた「立法府の総意」にはなかった政府の独断だ。
水曜コメンテーターの浜田敬子さん(ジャーナリスト)は、「(皇位の)男子男系を維持したい、強固にしたい人たちの意向が強く働いているなと思います」と指摘、「世論を見ると、女性(天皇)とか女系に対して容認する意見が7割あるわけですけどねえ」と残念がった。改正案は女性・女系天皇への道を閉ざすという批判が強い。
同じく水曜コメンテーターの安部敏樹さん(「リディラバ」代表)は、ちょっと驚くこんな警告をした。「一番議論が分かれるところに対して、政府がみんなの意見を聞かずに、こうしますって出しちゃったら、国が割れちゃいますねという話になってくる。南北朝みたいな時代もあったわけですから、こういうところで禍根が残ったら、将来、他国が後ろ盾になった形で、別の天皇を立てますみたいなことを言われちゃう可能性もゼロじゃないわけですよ」
「門地による差別を禁止している憲法に違反してるんじゃないか」
レギュラーコメンテーターの玉川徹さんは、「(皇族の養子)は「憲法に抵触する可能性があるわけですよ。なかには違憲裁判をすると言っている人もいるぐらいです。ある一定の限られた人は、そこから自分の子どもを天皇にできるというのですから、門地による差別を禁止している憲法に違反してるんじゃないかという話です」と、現在は普通の国民の旧宮家を特別扱いするのはおかしいという。
安部さんも「もう国民の総意でもない」とうなずき、玉川さんは「そこまでして愛子さまを天皇にしたくないのかと思わせるくらいじゃないか(という改正案)」と納得いかない表情だった。
(シニアエディター 関口一喜)