フードデリバリーを「自分で注文して自分で配達」、こんなやり方アリなのか 大手3社はどう対応

   フードデリバリーで注文したものの配達員が見つからず、なかなか受注されないといった経験はないだろうか。こうしたとき、自分の注文を自分で配達することはできるのだろうか――。Xではたびたびこうした疑問が寄せられているほか、自分の注文を配達したという体験談もみられる。大手3社に対応を聞いた。

  • フードデリバリー(画像はイメージ)
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Uber Eatsは「当該行為自体を個別に一律禁止する直接の規定」はなし

   この行為の可否はフードデリバリーサービスによって異なるが、大手の3社――Uber Eats、出前館、menuはどのようなルールになっているのか。

   Uber Eatsを運営するUber Japanは、「Uber Eatsでは、コミュニティガイドラインや各種規約において、プラットフォームの不適切な利用や不正な目的を持った行為を禁止しております」と説明。

   そのうえで、自身で注文して自身で配達する行為について、

「現時点では、当該行為自体を個別に一律禁止する直接の規定はございませんが、仕組みの不適切な利用や不正な目的に該当すると判断された場合には、当社のガイドラインや契約に違反するものとみなされます」

とした。

   違反や不適切な利用が疑われる場合には、「当社において必要な確認を行い、アカウントに関する措置を含む厳格な対応を行ってまいります」と説明した。

出前館とmenuは明確に禁止

   出前館は、「利用者として自身が注文した商品を、自身が配達員として受託・配達する行為については、配達員規約(個人配達業務等委託に関する規約)において明確に禁止しております」と説明。

   同社は「規約違反に該当する行為について定期的な検知を実施」しているとし、違反が確認された場合には、「事案の内容や個別の事情を踏まえ、配達員アカウントの失効を含む対応を行っております」とした。

   menuは、同社が定める「menu配達クルー規約」において、「『デリバリー商品を注文し、これを自ら配達する行為』を禁止事項として明記しております」と説明。

   また、同規約で定めている「不正な方法・目的により配達報酬その他の経済上の利益を得る行為」「本サービスが本来予定しない不正な目的で本サービスを利用する行為」にも該当するとした。

   menuは、システムによる自動検知を含む不正行為の監視を「厳格に行っております」とし、「万が一、当該行為を含む規約違反が発覚した場合には、『menu配達クルー規約』第12条に基づき、事前の通知をすることなく、該当クルーのアカウント利用停止(登録抹消)措置を講じる場合がございます」とした。

   さらに、同規約に基づき「当社に生じた損害の賠償請求を含め、厳正に対処を行ってまいります」と伝えた。

法的問題は

   Xでは、自身で注文して自身で配達する行為をめぐり、法的問題を指摘する声もある。

   出前館は、「直接禁止する法令があるものではないと認識しております」としつつ、「当社では配達員規約において明確に禁止しております」と強調した。

   menuは、「法的に判断する立場ではございませんので、刑事・民事上の該当性を含め、法的な問題に関する見解や個別のコメントにつきましては差し控えさせていただきます」とした。

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