国内ではX、インスタ、TikTokに引き離され
そこで、世界中のデジタル動向レポートを提供する「DataReportal」のデータで検証してみよう。同サイトでは、各SNSで広告がリーチ可能な日本国内ユーザー数を見ることができる。月間アクティブユーザー数ではなく、あくまで広告リーチを対象にした数字だが、各SNSの規模を比較する手がかりにはなる。
2025年末時点で、Facebookの広告リーチ可能な日本国内ユーザーは1650万人。それに対し、Xは7120万人、Instagramは6320万人、TikTokは3920万人(18歳以上)とされ、Facebookは大きな差をつけられていることがわかる。2023年にスタートした同じMeta社のThreadsは1300万人で、後発サービスにすら迫られている状況だ。
この数字を見る限り、Facebookの存在感が低下しているのは否めない。
一方で、海外ユーザーも含めれば、Facebookはいまだ世界最大級のSNSだ。全世界のユーザー数は30億人以上とされ、InstagramやTikTok、Xを超える巨大プラットフォームであり、日本とは事情が異なる。
ただ、海外でも「若者のFacebook離れ」は指摘されている。2022年のアメリカの利用実態調査では、過去約8年で「10代の利用者が半減した」と報告された。
20代以降は、就職後に会社の上司や取引先とつながるため、ビジネス用SNSとしてアカウントを維持するケースも多いとみられる。そう考えると、世代交代が進んで意識が変わっていけば、海外でもFacebook離れが加速していく恐れがある。
データで見てみると、やはりFacebookが「みんなが集まる場所」から「一部の人しか残っていない場所」に変わりつつあるのは否定しがたい。このまま若者が寄りつかず、中高年も投稿しなくなれば、いずれは「過疎化した同窓会」のような場所になってしまうのかもしれない。