どうなるセ・リーグ優勝争い、抜け出すのは阪神か巨人か...識者見立ては「巨人有利」、カギを握る左腕とは

    プロ野球DeNAの元ヘッドコーチで野球解説者の高木豊氏(67)が、2026年7月20日にユーチューブを更新し、セ・リーグの首位争いについて、「日程と本拠地を考えると、巨人が有利になる」との見解を示した。

  • 巨人の本拠地・東京ドーム
    巨人の本拠地・東京ドーム
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「柔軟性があるのが巨人。柔軟性を欠いているのが阪神」

    セ・リーグは21日時点で、阪神と巨人が勝率(.558)で並び首位に立っている。

    3位はヤクルトで、首位と7.5ゲーム差がついている。一時は、2ケタあった貯金が底をつき、現在は5つの借金を背負っている。失速するヤクルトを、4位DeNAが2ゲーム差で追いかけている。

    セ・リーグの後半戦はどのような展開になるのか。高木氏は「ヤクルトは離れたというよりも落ちた」とし、こう続けた。

    「この勢いからすると、(優勝争いは)巨人、阪神。でも、今度はDeNAが来るような感じがする。(優勝争いは)DeNAが含まれてくるという予想が立つ。相性的に言えば、阪神は巨人に強い。でも、追手のDeNAは阪神を食っている。三つ巴になるとややこしいのが阪神。DeNAまで意識しないといけなくなると、ややこしくなる」

    首位を並走する阪神と巨人の打撃に関しては「戦うスタイルが全然違う」と指摘し、次のように分析した。

    「阪神は、クリーンナップがしっかりしている。中心がしっかりしているという強みがある。巨人は浦田(俊輔)が出てきたり、笹原(操希)が出てきたり、若手が躍動し始めている。そういう意味では勢いがある。あとは、いろいろな選手を使いながら、変化を求めながら進化をする。阪神は、いまのところ(選手を)固定して戦うしかない。だから、柔軟性があるのが巨人。柔軟性を欠いているのが阪神」

    今季の阪神と巨人を比較すると、チーム打率は阪神が.244で、巨人が.237。チーム防御率は、阪神の2.94に対して、巨人は2.93となっている。得点は、329点の阪神が、巨人を43点上回っている。

「巨人は小笠原がカギを握るのではないか」

    このような状況を踏まえ、高木氏は「日程と、本拠地がドームということを考えると、巨人が有利になる」とし、巨人のキーマンとして小笠原慎之介投手(28)を挙げた。

    小笠原は今季、大リーグ・ナショナルズ傘下の2Aでプレーしていたが、シーズン途中の6月17日に巨人と契約。日本復帰後の初先発となった7月19日の中日戦では、6回3安打無失点で白星を挙げた。

    高木氏は「巨人は小笠原がカギを握るのではないか。この間、アメリカから帰ってきて(先発して)1勝した。まだ阪神戦では投げていないが、小笠原が通用しだすと阪神は厄介だと思う。小笠原は中日時代とは違う。アメリカ仕込みでボールを動かしている。制球もいい。近本(光司)、中野(拓夢)、佐藤(輝明)の左3枚を抑えられると、打線が寸断する。なかなか点が入らない」との見解を示した。

    そして、優勝争いの展開については「最後までもつれると思う」とし、「ピッチャーに関して言えば、巨人の方が有利に働く感じがする」と指摘した。

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