駄菓子「都こんぶ」を製造する中野物産(大阪府堺市)が2026年7月22日、4月上旬に発売開始となった「中野の都こんぶ無選別お徳用45g」を自主回収すると発表した。国内産昆布の価格が「大幅に高騰」対象商品をめぐっては、3月の発表で、1931年の創業以来初めて「国内産・中国産の昆布を混ぜての生産に踏み切ることにいたしました」と報告していた。同社は「北海道道南産真昆布」を使用、その後「『三陸産真昆布』も若干使用して『国内産真昆布』にこだわり生産してまいりました」という。その上で、昆布について「日本で生産される昆布の90%以上が北海道産で、その他は三陸産がほとんど」であり、「昨今の海水温の上昇といった自然環境の変化、あるいは昆布漁に従事される方々の減少に伴い、国内産の昆布の生産数量は激減してきており、価格も大幅に高騰しております」と説明。商品の「味」「品質」へのこだわりと価格とのバランスについて、「どこまでこだわりを保つか検討を重ねた結果、4月上旬に期間限定で発売いたします、『中野の都こんぶ無選別お徳用45g』におきまして、国内産・中国産の昆布を混ぜての生産に踏み切ることにいたしました」としていた。「結果として発酵を促すこととなり」7月22日の発表では、「『中野の都こんぶ無選別お徳用45g』について、お客様より、においに違和感があるとのお申し出がありました」と報告した。そこで現品を確認したところ、「発酵由来の異臭がすることが判明いたしました」とし、詳細を説明した。「当該商品につきましては、中国産昆布を原料として使用するにあたり、従来の国内産昆布を使用した都こんぶとは異なる製法により製品化しましたが、結果として発酵を促すこととなり、当該商品の一部において酵母由来の異臭が発生していました」「今のところお客様から当該商品において健康を害したとのお申し出は承っておりません」としつつ、「万全を期して、商品を回収させていただくこととしました」とした。対象となる商品は賞味期限「2026年9月12日~2026年12月29日」の「無選別お徳用45g」、約39万袋だ。他の製品には問題はないという。中野物産は「今後はより一層の品質管理を強化、徹底し、再発防止に努めてまいります」とし、「お客様には多大なご迷惑をおかけすることを衷心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。SNSでは、自主回収の知らせに「丁寧な対応で、かえって信頼感が高くなった」「高くなっても国産を販売し続けてほしいです」などとする声が上がっている。
記事に戻る