春先の快進撃で首位争いを繰り広げていたヤクルトが、大失速している。2026年6月に7勝11敗と負け越すと、7月は4勝15敗。貯金が最大で11あったが、現在借金4で4位・DeNAが3ゲーム差に迫ってきた。「今後の戦いで真価が問われます」苦戦の要因は投打両面にある。打線は7月の19試合で3得点以下が14試合。ホセ・オスナが打率.222、5本塁打、22打点と打撃の状態が上がらず、7月6日に登録抹消。シーズン途中に補強したレアンドロ・セデーニョも10試合出場で打率.185、0本塁打、2打点とふるわず2週間も経たずにファーム降格となった。投手陣はリリーバーの乱調が目立つように。守護神のホセ・キハダは開幕から17試合連続無失点と抜群の安定感だったが、その後は痛打を浴びる場面が目立って4敗を喫している。セットアッパーの星知弥も7月は3試合登板して計4失点で12日にファーム降格となった。負のスパイラルが続いているが、今年から就任した池山隆寛に批判的な声は少ない。23年から3年連続5位以下で、昨オフに村上宗隆がポスティングシステムでホワイトソックスに移籍した。戦前の下馬評では最下位を予想する野球評論家が多い中で、十分に奮闘しているといえる。ヤクルトの番記者は「現有戦力でよくやっていると思いますよ。春先はうまくいき過ぎた部分があった。実力を考えると3位でCS進出が目一杯でしょう。このままズルズル落ちていくか、もう一度踏ん張れるか。今後の戦いで真価が問われます」と期待を込める。再び上昇気流に乗って、セ・リーグの台風の目になれるか。(中町顕吾)
記事に戻る