吉村洋文知事「腹を括りました」 「行政による赤ちゃんポストの設置、内密出産の受け入れ」推進意向

   大阪府の吉村洋文知事が2026年7月27日、Xで「行政による赤ちゃんポストの設置、内密出産の受け入れについて」の思いをつづった。

  • いわゆる「赤ちゃんポスト」は、慈恵病院(熊本市)の「こうのとりのゆりかご」が有名だ(写真:アフロ)
    いわゆる「赤ちゃんポスト」は、慈恵病院(熊本市)の「こうのとりのゆりかご」が有名だ(写真:アフロ)
  • 大阪府の吉村洋文知事(日本維新の会代表)(2026年1月撮影)
    大阪府の吉村洋文知事(日本維新の会代表)(2026年1月撮影)
  • いわゆる「赤ちゃんポスト」は、慈恵病院(熊本市)の「こうのとりのゆりかご」が有名だ(写真:アフロ)
  • 大阪府の吉村洋文知事(日本維新の会代表)(2026年1月撮影)

「結論から言えば、僕は賛成の立場です」

   吉村氏は「行政による赤ちゃんポストの設置、内密出産の受け入れについて、本日、泉佐野市の千代松(大耕)市長とフルオープンの会議をしました」と報告した。

   事情があり育てることのできない新生児や子どもを、親が匿名で託すための「赤ちゃんポスト」は、26年現在、医療機関で設置された施設としては慈恵病院(熊本市)の「こうのとりのゆりかご」と賛育会病院(東京都墨田区)の「いのちのバスケット」の2か所に設置されている。

   こうした中、泉佐野市では、泉州南部の中核病院「りんくう総合医療センター」を改修し、27年中にも赤ちゃんポストの設置および内密出産の受け入れをスタートする意向を示している。

   「結論から言えば、僕は賛成の立場です」とした上で、「課題、問題点の指摘も多くあります」。「それゆえ、国は認めていませんし、現時点で制度化もされていません。行政、自治体でやっているところもありません」と現状に言及しつつ、「でも、救うべき、そして救われるべき赤ちゃんの命がそこに現実にあるのなら、やるべきだと思います」とした。

   「千代松市長が強い思いをもって進めています。ここが推進力です」とし、「僕も腹を括りました。できない理由よりできる理由を考えます」と決意をつづった。

「国全体で考えるべきことではないでしょうか」

   「泉佐野市がやりたいのであれば、泉佐野市でやればいい、大阪府は関与しなかったらいいじゃないか、と思われる方も多いと思いますが」としつつ、「預けられた赤ちゃんを養育していく責任と権限は、児童相談所の管轄自治体となり、泉佐野市には児童相談所がないので、この権限がなく、府が行うことになります」と説明。

   「僕と千代松市長が出席する会議を立ち上げ、かつ、それをフルオープンの会議でやることに決めました」とした。

   「フルオープン」で話し合いを進めることにした理由については、「当事者間で議論を深めるのは当然ですが、それだけでなく、この問題の存在と、議論の過程、プロセスを社会全体でも共有すべきと考えたからです」とした吉村氏。

   「やるべきか、やらざるべきか、賛否はあると思います。分かります。ただ、言えることは、泉佐野市や大阪府だけの問題ではないはずです。国全体で考えるべきことではないでしょうか」と呼びかけた。

   「僕らは評論家では終われません」とし、「ここを引き続き泉佐野市と共に、練っていきます。お金の問題ではありません。簡単でもありません」としている。

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