元文科事務次官の前川喜平氏が2026年7月29日、「体育館のクーラー設置」をめぐる指摘をXに投稿し、波紋を広げている。
「なんであなたがやらなかったんですか?」
28日16時27分頃、熊本県熊本地方を震源とする地震が発生した。マグニチュード(速報値)は7.1、震源の深さは約10キロで、宇城市と氷川町で震度7を観測した。
災害時には、学校の体育館が避難所として利用されるケースが多い。しかし、熊本県内では、避難所に指定された532棟のうち、冷房設備が設置されているのは111棟にとどまっている。
酷暑の中での避難生活では熱中症対策も必要だ。自衛隊は29日、移動式クーラー300台を被災地に運び入れている。
こうした中、前川氏は29日夕、朝日新聞社会部の公式Xが28日に公開した「体育館のクーラー設置率、東京は9割超、最下位は0.8% 公立小中」「熊本は13.4%です」との投稿を引用し、次のように訴えた。
「今からでも予備費を使って、熊本の体育館にクーラーをつけろ!」
語気を強めた前川氏だが、SNSでは「なんであなたがやらなかったんですか?」「文部省現役の時には必要性感じなかったのですか?」などとあきれる声が相次いだ。
「貴方が文部科学省の幹部だった時代にやり残した仕事ですね!」
前川氏は79年に文部省に入省。14年7月からは文部科学審議官、16年6月からは文部科学事務次官を務めた。その後、17年1月に「文部科学省天下り問題」で懲戒処分を受け、依願退職した。
前回の熊本地震発生は16年4月に発生しており、前川氏はその約2カ月後に文部科学事務次官に就任している。
SNSでは、依願退職時の退職金が8000万円だったとする当時の報道に触れ、「これだけあればたくさんの学校にクーラーがつけられるでしょうね」などとする投稿も見られた。
また、新宿区長の吉住健一氏は、前川氏の投稿を引用し「貴方が文部科学省の幹部だった時代にやり残した仕事ですね!」(原文ママ・以下同)とコメント。
「自らの不作為をを恥じずに『今からでも予備費を使って、熊本の体育館にクーラーつけろ!』って、恥ずかしくないんだろうな もしかして、炎上キャラのインフルエンサーなのかな?」とつづっている。
今からでも予備費を使って、熊本の体育館にクーラーをつけろ! https://t.co/BNs1boMlhe
— 前川喜平(右傾化を深く憂慮する一市民) (@brahmslover) July 29, 2026