加盟店を募集中
一方で、teppayのデメリットとして指摘されているのは、モバイルSuicaとの残高が共有できない点である。モバイルSuicaに1万円の残高があるとしても、それはあくまでもモバイルSuicaのもの。teppay残高として利用できない。また、モバイルSuica残高からteppay残高へチャージすることはできないという。
また、teppayに対応する店舗がどれだけ登場するのか注目される。日本のコード決済サービスは、すでにPayPayや楽天ペイ、d払いといった強豪が幅を利かせている。JR東日本は今の時点でユーザースキャン方式の加盟店の募集を開始している。初期費用0円+決済手数料1.9%で利用できるという内容で、さらに契約日から最大12か月後の月末まで決済手数料が無料になるキャンペーンも実施中だ。
teppayにとって最大のライバルになるだろう決裁サービスPayPayと機能を比較してみよう。
PayPayではコード決済のほか、保険加入や証券投資、クーポン、タクシー配車サービスとの連携機能が用意されている。とくにPayPayのアプリで直接利用できるPayPay証券は注目されており、「若者世代のNISA貧乏」という言葉も聞かれるようになった。
PayPayと比較した場合、teppayにはそのような機能は今のところない模様だ。今後そうした機能が実装される可能性もあり得るが、PayPayとは同じコード決済サービスでも方向性が異なるといえる。
2019年にゆうちょ銀行が満を持して送り出したコード決済サービスゆうちょPayは普及に伸び悩み、2026年内での完全サービス終了という結末になってしまった。teppayはPayPayの刺客となるか、それとも......。teppayの今後から目が離せない。
(澤田真一)