「Twitterを返して」熊本地震の重要情報が埋もれるXがダメすぎ デマ止まらずインプレゾンビが拡散する始末

緊急時にコミュニティノートは働くのか

   では、デマを正す仕組みは働くのか。

   コミュニティノートは、利用者どうしが「誤解を招く」投稿に注釈を付け合い、立場の違う人まで「役に立つ」と評価して初めて表示される。

   米ワシントン大学などの調査では、コミュニティノートが付けばリポストが約4割減る効果があるとしている。

   また、AP通信の報道によれば、デジタルヘイト対策センターが2024年の米大統領選の誤情報283件を調べると、正しい注釈があるのに74%は全員に表示されず、それらは計22億回閲覧されていたという。

   だが、このコミュニティノートはなかなか付かず、付くとしても時間がかかる。

   Xは「20分以内」表示への高速化を発表したが、デマは一気に広がり、注釈が出るころには手遅れになりやすい。

   立場を超えた合意を要する仕組みである以上、意見の割れる話題ほど付きにくく、災害の初動にはまず間に合わない。

   今回も官房長官が「悪質な虚偽情報の流布は許されない」と述べ、総務省もXなど5社に対応を求めたが、実効的な一手になっているかは不透明だ。

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