「地獄の苦しみ与えた」と強い言葉で検察が非難した江別市集団暴行事件の裁判で、札幌地裁は主犯格で特定少年(当時18歳)に無期懲役を言い渡した。2026年8月7日放送の「Nスタ」(TBS系)は身勝手で卑劣な犯罪と集団暴行の恐ろしさをとりあげた。求刑では「類例を見ないきわめて悪質で残虐な事案」番組は、2024年10月に北海道・江別市の公園で男性(当時20)を6人の人間が取り囲んで2時間にわたって暴行し、死亡させた事件を報じる。男性が死亡する前にキャッシュカードやクレジットカードで弁当やたばこを購入したという。7月15日の被告人質問で被告は男性が死亡したと知った時の心境を「俺は殺していないから亡くなったなら誰かがとどめを刺したんだろうと思いました」と話していることも紹介。検察側は主犯格に対して「被害者に地獄の苦しみを与えた張本人。類例を見ないきわめて悪質で残虐な事案」として無期懲役を求刑していた。「自分がやったことを客観的に見ることが出来ない」恐ろしさコメンテーターの堤伸輔さんは「自分がやったことを客観的に見ることが出来ない。数百回も殴ったらどれがとどめの一撃かなんていうのはもう問題ではなく、おそらく内臓もぐちゃぐちゃになっていたはずだし、そういう言葉が出てくるのが普通は考えられない」と話す。堤さんは7月末の公判で少年たちの精神鑑定をした医師の証言を紹介し、「証言の中で『集団モード』という言葉が説明に使われていた。集団でこういう行為を加えることで、一人ひとりの責任意識が薄れてしまい、暴行がエスカレートしていく過程で同調圧力が生まれる。一緒に判決が出た17歳の少年は、被告に褒められたかった、認められたかった、ということを精神鑑定のプロセスで話している。人間関係が暴行という事実から離れてしまって集団モード、集団の関係性の方に移ってしまう。とても恐ろしいことだと思う」と話した。(ジャーナリスト 佐藤太郎)
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