ソフトバンクがリーグ3連覇に向け、視界良好だ。2026年6月以降は37勝13敗1分と順調に白星を積み重ねて2位・西武に8.5ゲームの大差をつけている。前田悠伍が10連勝、上茶谷大河が先発と救援で大活躍決して盤石な布陣ではなかった。先発陣は2年連続最多勝に輝いた有原航平が昨オフに日本ハムへ電撃復帰。エースのリバン・モイネロがコンディション不良で前半戦は1軍登板なしに終わり、昨年13勝をマークした大関友久も3勝止まりと誤算が相次いだ。その中で高卒3年目の前田悠伍が開幕から無傷の10連勝を記録。大津亮介も9勝と先発で一本立ちし、上茶谷大河が先発、救援で30試合登板して7勝0敗1セーブ10ホールド、防御率1.95とMVP級の活躍を見せている。野手陣は山川穂高が打率.175、9本塁打と打撃不振で6月以降はファーム調整しているが、栗原陵矢がリーグトップの31本塁打をマーク。近藤健介と共に打線の中軸になり、柳田悠岐、周東佑京、牧原大成と経験豊富な選手の活躍が光る。正木智也の成長も著しい。チームの492得点は12球団トップだ。「チームのバランスが崩れる危険性」注目されるのは、今オフの補強戦略だ。日本ハムのフランミル・レイエスが退団した場合に争奪戦になる可能性が高いが、資金力のあるソフトバンクは獲得レースに参戦するか。打線の軸になる強打者として加入した場合はプラスアルファが大きいとみられるが、スポーツ紙デスクは違った見方を示す。「指名打者は近藤、柳田で回していますし、一塁は正木がレギュラーに定着しています。現在のチーム編成で、レイエスがどうしても欲しいかと言えばそうではない。かつてウラディミール・バレンティンをヤクルトから獲得しましたが期待外れの結果に終わったケースがあります。レイエスを獲得することで、他の選手の起用法に影響してチームのバランスが崩れる危険性があるので、獲得の必要性は感じないですね」黄金時代を構築する中で、どのようにチームをアップデートさせるか注目される。(中町顕吾)
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