「特別なルールを運用してしまうと、列車の運行に支障」
動画の内容から、山陽新幹線・相生駅ではないかと指摘され、7月27日に新幹線が緊急停止していたとの目撃情報もいくつか出た。発車してすぐに、叫び声や泣き声が上がり、「すみません、すみません」と駅員らのマイク越しに聞こえたという。列車は、5分遅れで運行を再開したという。
動画は元々、8月8日にTikTok上で投稿されていた。拡散して騒ぎになると、12日のうちに投稿は削除された。
7月27日に相生駅で動画のトラブルが起きたというのは、本当なのだろうか。
JR西日本の広報担当者は8月12日、J-CASTニュースの取材に対し、トラブルがあったのは事実だと明らかにした。
担当者の説明によると、27日の11時27分ごろ、こだまの下り列車が同駅に停車中に、ホーム上で客が写真撮影をしていたが、この客が列車に接近したため、安全確保のため発車後に車掌が列車を緊急停止させた。
この客は、列車に乗り遅れたというが、列車をバックして乗車させるような取り扱いはしていないとした。
「列車は、所定の時間に発車させる取り扱いをしています。お客様は、恐らく列車に乗せてほしいと申し出られたのだと思いますが、特別なルールを運用してしまうと、列車の運行に支障が出てしまいます」
客が列車に接近する行為については、「駅のご案内でも、『近づかないで下さい』とアナウンスしていましたように、列車に触れたりする行為は危険ですので、お止めいただきたいと思っています」と話した。
客の行為で列車の運行に影響が出た場合、警察に通報したり損害賠償を請求したりすることも考えられる。この点については、「社内情報になりますので、お答えすることはできません」とのことだった。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)