高市首相、戦没者追悼式の式辞で「インド太平洋の輝く灯台」掲げる 石破茂氏の「反省と教訓」引き継がず

「分断を排して寛容を鼓し」は一転「重要な役割を果たせます」

   戦後日本の歩みを説明する表現も変わった。石破氏は、

「我が国は一貫して、平和国家として歩み、世界の平和と繁栄に力を尽くしてまいりました」

とした。高市氏はこれを、

「我が国は一貫して、平和を重んじる国家として歩みを進め、世界の平和と繁栄に貢献するために力を尽くしてまいりました」

とした。

   また、石破氏の式辞にあった、

「未だ争いが絶えない世界にあって、分断を排して寛容を鼓し、今を生きる世代とこれからの世代のために、より良い未来を切り拓きます」

という一節もなくなった。

   代わりに、次の一節を加えている。

「日本は、各国が直面している様々な課題の解決に向け、重要な役割を果たせます。インド太平洋の輝く灯台として、頼りにされる国になれます。今を生きる世代も、未来を生きる世代も、希望を持てる日本を、安全で安心して暮らせる社会を、創り上げてまいります」

   石破氏が過去への「反省」や戦争の記憶、分断を乗り越える「寛容」に重点を置いたのに対し、高市氏はインド太平洋における日本の役割や、将来の国づくりを前面に押し出した。

   いまだ帰還していない遺骨についても、「一日も早くふるさとにお迎えできるよう、国の責務として全力を尽くしてまいります」と述べ、「国の責務として」という言葉を加えた。

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