井上拓真VS那須川天心、元世界2階級制覇王者が分析...井上優位予想も「那須川は土壇場で力を発揮」

    プロボクシングの元2階級制覇王者・畑山隆則氏(51)が、2026年8月16日に公開されたユーチューブ動画「ぶっちゃけチャンネル」に出演し、WBC世界バンタム級タイトルマッチの勝敗を予想した。

  • 王者・井上と挑戦者・那須川(写真:山口フィニート裕朗/アフロ)
    王者・井上と挑戦者・那須川(写真:山口フィニート裕朗/アフロ)
  • 王者・井上と挑戦者・那須川(写真:山口フィニート裕朗/アフロ)

「勝利は拓真だと思うが、天心も捨てがたい」

    同タイトルマッチは、9月27日にTOYOTA ARENA TOKYO(トヨタアリーナ)で行われる予定で、王者・井上拓真(大橋、30)が、同級1位・那須川天心(帝拳、27)の挑戦を受ける。

    両者は25年11月に行われたWBC世界バンタム級王座決定戦で対戦し、井上が3-0の判定勝ちを収めた。井上は王座返り咲きに成功し、那須川はプロ初黒星となった。

    今回が再戦となり、記者会見が7月23日に都内で行われた。畑山氏は、元世界王者の竹原慎二氏(54)と渡嘉敷勝男氏(66)とともに、スペシャルゲストとして会見に出席した。

    畑山氏は会見の様子を振り返りながら、「(那須川を指導する)葛西トレーナーの言葉で気になったのは、『(那須川に)パワーがついている』と。何かそういう秘策があるのかな?だから、天心が勝つならKOもあるのかなと思ったりもした」との見解を示した。

    那須川は井上に敗れた後、トレーナーを粟生隆寛氏(42)から葛西裕一氏(56)に変更した。キックボクシング時代に葛西氏の指導を受けたこともあり、世界王座獲得に向けてコンビを復活させた。

    那須川の実力を高く評価する畑山氏は、「天心にずっと厳しいことを言っているが、天心はこのまま終わる選手だと思えない」と指摘し、「土壇場で火事場の馬鹿力というか、そういうものを出す選手ではないかなと。(勝利は)拓真だと思うが、天心も捨てがたい」と語った。

    そして、スタッフから「1戦目をしのぐ戦いになる?」との質問を受けると、次のように持論を展開した。

「エストラダ戦で見せたボディー。相手はあれが嫌」

    「それは間違いない。それか、あるいは(お互いに)手の内を知っているので、知っているだけに凡戦になる可能性もあるのかなと。おそらく、拓真が前回みたいな感じで後半にガーっと行くようだと、今回狙いますよ。拓真は倒すということを狙うと思う」

    一方、那須川の戦法に関しては「(那須川のトレーナーは)ディフェンスより攻撃の方を重視している教え方をしていると思う。『踏み込んで打て』とか。『強いワンツーを打て』とか。天心はこの前のエストラダ戦で見せたボディー。相手はあれが嫌ですよ。結構当たる。右(構え)の選手は、あれは嫌なもの」と解説した。

    那須川は4月11日の復帰戦で、元世界2階級制覇王者のファン・フランシスコ・エストラダ(メキシコ、36)と対戦し、9回終了TKO勝利を収めた。ボディー攻撃で元世界王者にダメージを与え、棄権に追い込んだ。

    この1戦で井上への挑戦権を獲得し、再戦にこぎつけた。

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