日々のニュースを「巻物」で...乗換案内・ジョルダン社が少額課金プラットフォーム、毎日新聞、日刊ゲンダイ、J-CASTなど参加

   ネットでニュース、情報を見るのは無料のポータルサイトを利用するのが一般的だが、広告がない代わりに少額の購読料を払う情報販売のプラットフォーム「J-STAND」が2026年8月17日、営業を始めた。ネットの乗換案内で知られるジョルダン社(佐藤俊和社長)が事業化したもので、毎日新聞、日刊ゲンダイ、J-CASTニュースなどのコンパクト版が登場した。

  • J-STANDのイメージ画像
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毎日新聞「サクッとニュース」は購読料月額330円

   横書き縦スクロールの巻物のような仕様、ロール版形式になっている。スマホでだれもが使うやり方で、通勤時間や昼休みにちょっとチェック、帰宅してゆっくり見るというスマホ時代のTPO(時間、場所、機会)に合わせて編集されている。現状メディアのコンパクト版ではなく、年代、職業、趣味などの需要に合わせて小さなパッケージメディアに仕立てている。各媒体の購読料は月額数百円に設定。例えば毎日新聞社の「サクッとニュース」は月額330円(税込み)だ。

   ニュース、情報をポータルサイトから無料で見ることが出来る仕組みはネット時代に大きく貢献した。しかし近年、「広告がうるさすぎる」「情報が多すぎて混乱する」などのマイナス面も指摘されるようになり、利用者は「好きなものだけを見る」特性があり、情報の偏りも問題となっている。 その課題を補完する方法の一つとして、J-STANDは企画された。

「読みたい記事」と「読ませたい記事」のバランスを考える編集力

   新聞社、出版社が発信する記事、コンテンツは、それぞれの発行者の編集力が反映されている。しかし、編集力は個々の記事だけでなく、読みたい記事と読ませたい記事をバランスよく組み合わせるところにも生かされる。ロール版は複数の記事がパッケージに編集され、定期的に届くことで、全体の情報バランスを考える。無料情報とは別の価値を読者に届けたいとしている。

   ジョルダン社の乗換案内は、交通機関の利用者という「動く人たち」に利用されており、同社は、この行動的な人たちにネットを通じて広報、宣伝することなどで新メディアの利用者を呼び込む計画である。

   先行メディアがスタートしたことを受け、地方紙、専門紙・誌、ネットメディア、あるいはコンパクトメディアなら参入可能な企業、団体に参加を呼び掛ける予定で、近く説明会も計画している。 品ぞろえの企画、発行者からプラットフォームへの送稿システムなどでJ-CASTニュースを運営するジェイ・キャスト社が協力している。

   スタート時のロール版は、イード社の「アニメ!アニメ!」、ジェイ・キャスト社の「J-CASTデイリー」、公益財団法人 日本数学検定協会の「ガウスのレシピ」などもある。

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