正副議長ポストをめぐる金銭授受疑惑が告発されている福岡県議会で、ドンといわれる蔵内勇夫議長に対する議長辞職勧告決議案が提出されたが、採決中止を求める動議が直前に可決され、蔵内議長の進退を問う投票は行われなかった。「これで幕引きということになるのでしょうか」...「報道ステーション」(テレビ朝日系)キャスター大越健介さんは腹立たしそうに伝えた。「傍聴席からは『これが自民党か』という声も漏れ聞こえ」報ステは2026年8月17日放送で県議会のドタバタを取り上げ、九州朝日放送の上月英興記者はこう報告した。「議会には傍聴席を上回る多くの県民が駆け付けたんですけども、閉会後、傍聴席からは『これが自民党か』という声も漏れ聞こえてきました。来年春には県議選がありまして、それに向けて、自民党県議団はこれでいったんケリをつけたような格好になっています」蔵内議長は辞任を表明しているが、それがいつなのかは「しかるべき時期」とはぐらかし、意気揚々と県議会を後にした。採決中止動議には、第2会派の立憲民主党所属の県議らも賛成大越キャスターは「そもそも一連の問題の真相解明というのは、第三者(県議会の第三者委員会)ではなくて、県民から選ばれたのですから、県議会議員のみなさん自ら行うのが仕事じゃないでしょうか」と迫った。「そこをあいまいにしたまま、幕引きをめぐる政治テクニック合戦を見せられた気がします。福岡県民ならずとも、なんだかガッカリとため息が漏れてしまう議会の一幕でした」と嘆いた。辞職勧告決議案の採決中止動議には、第2会派の立憲民主党所属の県議らも賛成に回ったというから、疑惑解明は遠のいたと見るほかない。(シニアエディター 関口一喜)
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