プロ野球パ・リーグの元最多勝投手で野球解説者の武田一浩氏(61)が、2026年8月16日にユーチューブを更新し、佐々木朗希投手(ドジャース、24)が、ポストシーズンでクローザーに起用される可能性に言及した。
「ディアスはスライダーが全部抜けている」
大リーグ2年目の佐々木は今季、先発ローテーションの一角として21試合に登板し、5勝5敗、防御率4.46を記録。シーズン序盤は打ち込まれる場面もあったが、オールスター戦(7月14日)以降は安定した投球が続いている。
チームは、ポストシーズン進出に向けナ・リーグ西地区の首位を快走している。
一方でリリーフ陣に不安を抱え、中でもクローザーのエドウィン・ディアス投手(32)が不振にあえいでいる。
ディアスは昨オフ、ニューヨーク・メッツからフリーエージェント(FA)となりドジャースに移籍した。ディアスは大リーグ屈指のクローザーで、米メディアによると、3年総額6900万ドル(約106億9500万円)で契約したという。
ワールドシリーズ3連覇に向け、心強いクローザーが加入したが、4月21日に右肘手術のため負傷者リストに入った。その後、マイナーでの調整を経て、7月30日に復帰。ところが、復帰後は不安定な投球が続き、防御率は11.85に跳ね上がっている。
武田氏はディアスについて「完全に復活していない。まだ波がある」とし、次のように持論を展開した。
「手術して復帰してからまだ日が浅いから。調子を上げてもらわないと困るが、精神的に自信を無くしたら1番困るので、そこを取り戻してもらいたい。コントロールが悪いし、球が高い。スライダーが全部抜けている。あの投げ方でスライダーが抜けると苦しい。どこまで調子を上げてこれるかだと思うが、ちょっと不安。スコットもそうだが、このままの状態であまり良くなければ、佐々木がポストシーズンで後ろ(クローザー)に行くんじゃないの」
「オールスター明けでリリーフが結構やられている」
佐々木は昨季、レギュラーシーズンは先発として起用されたが、ポストシーズンはリリーフに配置転換された。クローザーを務める試合もあり、チームのワールドシリーズ2連覇に大きく貢献した。
武田氏は「実績があるから、可能性はあると思う。ボールの速さもあるので、そう考えるとポストシーズンになったら、佐々木が後ろに行った方がいいと思う」と提言し、ドジャースリリーフ陣の現状を踏まえ、こう続けた。
「オールスター明けでリリーフが結構やられている。調子を上げてこないと。あと1か月。調子を上げてくれば、残りの1か月は行けると思う。今はちょっと苦しい。今年は大丈夫だと思ったが、ディアスがコケるとこうなる。難しい。リリーフの不安をこの1か月でどれだけ払拭できるか。ドジャースがワールドチャンピオンになれるかはそこ」
チームは18日に敵地クアーズ・フィールドでコロラド・ロッキーズと対戦し、11-5で快勝した。ディアスは9点リードの9回に登板し、4安打1死球3失点(自責3)と、不安定さを露呈した。