米トランプ政権は「ICC(国際刑事裁判所)が権限を乱用している」として赤根智子所長らに対し制裁を行うと発表した。このことについて2026年8月19日放送の「プライムニュース」(BSフジ)に出演した東京国際大学副学長のジョセフ・クラフトさんは「暴挙だ」と強く非難した。
「『権限を乱用している』という言葉は、のしをつけてトランプに返したい」
トランプ政権はICCによるイスラエルのネタニヤフ首相への逮捕状やアフガニスタンでの戦闘参加の米兵捜査に反発、「ICCは腐敗し政治化された裁判所で権限を乱用している。必要ならICCを組織的に解体するためさらなる措置をとる」とルビオ国務長官は批判したと番組は報じる。
それに対しICCは「制裁には屈しない。職員らを標的にする措置は法の支配を失う」と声明を発表。
クラフトさんは「『権限を乱用している』という言葉は、のしをつけてトランプに返したい。アメリカはICCに加盟しない、これは軍の統制の一環として入らない(ことになっている)。ただ今回は個人の制裁に踏み切ったというのは暴挙だと思う」と話す。
「表でトランプ大統領に批判的と思うような発言をすると、しっぺ返しがくる」
解説キャスターの福井慶仁さんは高市総理の談話後に発表された外務報道官談話にふれ「ほぼ似たような内容だったが、(外務報道官談話にあった)日本としては一貫してICCを支持しているということを高市総理は言わなかった。やはりトランプ大統領に配慮したのではないか」と聞く。
クラフトさんは「表でトランプ大統領に批判的と思うような発言をすると、しっぺ返しがくるので、表の外交と裏のチャンネルでのトランプ大統領とルビオ国務長官への説得、働きかけをやっていくべき」と話した。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)