「加害者と被害者が同じクレジットに並んでいるのは構図としてグロすぎる」
沈さんは劇団の発表を受け、「公表文にある被害者とは私、沈ゆうこです」と表明。13年から18年にかけての在籍期間中、ハラスメントを受けていたとした。
「調査報告中も当該団体から被害感情の否定、不適切な発言など、誠実とは思えない対応があり、当初より要望していた『加害者の実名と具体的な被害内容の公表』も最終的に拒否されました」としている。
沈さんは告発に至った経緯についても明かした。
ハラスメントを認識したのは「退団してだいぶ経ってから」だったといい、当初は告発を行う気持ちもなかったという。
しかし、事情を知らなかったパートナーと劇団関係者の交流に恐怖を感じたという沈さん。
さらに、劇場からのハラスメント行為に異を唱えた三団体が、その劇場で行うはずだった作品を上演するというMrs.fictions主催の公演「ファッションウィーク」に同団体が参加していたことで、「解決してないハラスメントの加害者と被害者が同じクレジットに並んでいるのは構図としてグロすぎる」と違和感を覚えたとした。
沈さんは調査に際し、「アガリスクの人たちに言われた発言の数々は本当に耐えがたいものでした。それらを全部話して『そうだったんだ、最悪だったね』と言ってほしい、『ほんと、最悪だったよ』と返したい。それだけ」との思いがあったという。
しかし、「最終的には、ハラスメントがあったことは認められたが詳細は伏せられるという、なんとも煮え切れない形になりました」と振り返った。
この劇団に所属していた当時について、「当時の私に対するあの人たちの態度は本当に異常でした。なにをしても否定や批判。大きい劇場に出ようが舞台上でウケようがまっとうに評価されるということはなく、なんなら文句すら言われていました」と明かした。