プロ野球DeNAの元ヘッドコーチで野球解説者の高木豊氏(67)が、2026年8月19日にユーチューブを更新し、30本塁打を記録した大谷翔平選手(ドジャース、32)について、「ここから40発までは早い」と太鼓判を押した。
「バットに当たる前からホームランの感覚があったと思う」
ロサンゼルス・ドジャースは、19日に敵地クアーズ・フィールドでコロラド・ロッキーズと対戦し、大谷は「1番・DH」でスタメン出場した。
初回、空振り三振に倒れた大谷は、1-1の3回、無死1塁の場面で逆転の2ランを放った。初球の124キロのカーブを振り抜き、打球は右中間スタンドへ。今季30本目の本塁打で、6年連続30本塁打を記録した。
試合は打撃戦となり、強力打線を誇るドジャースが7-6で打ち勝った。
大谷は今季、打者として122試合に出場し打率.291、30本塁打、80打点を記録。出塁率と長打率を合わせたOPSは.942となっている。本塁打のペースは、例年に比べてややスローペースだが、8月は7本塁打と、ペースが上がっている。
このような状況の中、高木氏は「ホームランバッターが、きっかけを作って量産態勢に入っている感じがした」と切り出し、ロッキーズ戦での30号を解説した。
「(大谷は)打った瞬間、動かなかった。感覚的に体の中に、(バットを)振って(球に)当たる前からホームランの感覚がたぶんあったと思う。だから振り終わってから動かなかったと思う。来たボールを振った。振る前から『捕らえた』。確信だよね」
「『1本出たらハマる』というところに、やっときた」
スポーツ紙の報道によると、大谷の第30号は、打球速度105.6マイル(約170.0キロ)、飛距離448フィート(約136.6メートル)の特大本塁打だった。
高木氏は「大谷のすごさは分かっているが」と前置きし、次のように持論を展開した。
「今シーズンを見ていると、(本塁打の)量産態勢に入るかなと思ったら、ちょっと入らないところがあった。ここにきて、量産態勢に入ったという感じがする。今シーズンは、ここから40発までは早い気がする。確かに感覚もあるが、打席や野球のリズムが、ホームラン態勢に入った。『1本出たらハマる』というところに、やっときた」
チームは8月に入ってから7連敗を喫し、一時は低迷していたが、中旬から持ち直した。直近のロッキーズとのカードで3連勝を飾り、ナ・リーグ西地区の首位を堅守。ポストシーズンを控え、今季、大谷はあと何本の本塁打を放つのか。注目が集まる。