高市早苗首相が2026年8月22日、「公邸のオバケ」をめぐるエピソードをXに投稿した。安倍晋三首相も「幽霊が出るから嫌なんです」高市氏は「公邸にはオバケが出るそうですが、もう会いましたか?」との質問に触れ、自身のエピソードをつづった。首相公邸の「幽霊話」は広く知られた都市伝説。13年7月、当時の安倍晋三首相は、公邸に引っ越さない理由を聞かれ「幽霊が出るから嫌なんです」と冗談混じりに答えたことがあるという。公邸は1929年に首相の職場にあたる首相官邸として建てられ、しばしばテロの舞台にもなった。32年の5・15事件で犬養毅首相が、36年の2・26事件では岡田啓介首相の義弟などが射殺されるなど、いわば「血塗られた歴史」を持った場所でもある。高市氏は26年5月、韓国の李在明大統領の故郷である韓国・安東を訪問した際、李氏ともこの公邸をめぐる「幽霊トーク」で盛り上がっていた。「ゴキブリが足元を走り抜けた時にはショックでした」高市氏は、「私は、オバケに会ったことは無いのですが、先日までは、ゴキブリに会って叫び声を上げていました」と告白した。「議員宿舎に住んでいた頃には、ゴキブリに遭遇したことはありませんでした」といい、「特にダイニングテーブル下の床は丁寧に拭き、生ゴミは頑丈なフタ付き缶のゴミ箱に入れ、プラスチック容器も洗って分別していました」と公邸への引っ越し後も対策には力を入れていたという。ところが――。「ある日、ゴキブリが足元を走り抜けた時にはショックでした」「なんとか出て行ってくれないかなと思いながら...」対策を徹底していたにもかかわらず、ゴキブリとの遭遇を避けられなかった高市氏。さらに、その対応をめぐっては高市氏ならではの「虫を殺せない」理由があった。高市氏の愛読書は手塚治虫氏の『火の鳥』であり、「『命は姿を変えながらつながっている』という輪廻の考え方が描かれていて、子供ながらに大きな影響を受けました」。「そのせいか、大人になった今でもゴキブリを含めて虫を殺すことができません」という。「公邸を走っていたゴキブリ」に対しても、高市氏は「『この命も長い輪廻の中にいるのかもしれない』などと考え、しばらくはなんとか出て行ってくれないかなと思いながら、我慢していました」とした。「秘書官達に話すと呆れられました」といい、「『不潔ですよ。私が対応します』とキッパリ言ってくれた秘書官が手配したのが、コンバット大作戦」と明かした。秘書官の尽力あってか、「ゴキブリは、以後、現れなくなりました」。高市氏は、「ほっとしましたが、少し淋しいような、悲しいような......」と複雑な胸の内をつづっている。投稿を見た人からは、「公邸のセキュリティでも、ゴキブリとオバケは現れてしまうんですね」「ゴキブリにも情をかける高市さん、可愛らしい」などとする声が寄せられている。
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