高市首相、今度は「休日も公邸で働いてます」アピール? 北方領土・ICC問題スルーで「オバケ」「ゴキブリ」

   高市早苗首相が2026年8月22日、自身のSNSで休日の公邸での働きぶりをアピールした。休日の半数以上を「終日公邸で過ごす」と報じられた直後の対応となったが、少し前に批判を受けた「寝てないアピール」に続き、かえって困惑や反発を招く結果となっている。

  • 全国戦没者追悼式の式辞も波紋を広げた
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  • 首相公邸で取材に応じる高市早苗首相(写真は首相官邸のXから)
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「週末引きこもり」報道に反論

   高市首相は土曜の同日、自身のX(旧Twitter)に800字余りの長文を投稿。公邸では持ち帰った資料を読み、リモートで官僚との打ち合わせを行っていると説明した上で「私としては、『公邸も職場』というのが実感です」と主張した。警備の負担軽減のため「休日や平日の早朝・夜間は、どうしても必要でない限り、公邸から出ないようにしています」と説明し、首相動静で休日に「終日、公邸で過ごす」」と表記されていることに対しては「公邸でも必要な執務を行っています」とアピールした。

   就任以来、歴代首相と比べてコミュニケーション不足を指摘されることもあった高市首相。文春オンラインには7月8日に「"週末引きこもり率"は安倍首相の10倍以上だった」と題した記事を書かれてしまった。また、日経新聞は8月21日、就任後の土日や祝日での首相動向を調べた記事を公開。公邸や議員宿舎で終日過ごした日が、全体の54%だったと報じた。今回の高市首相のSNS投稿は、これらの報道を念頭に置いた可能性がある。

   さらに首相は、公邸でのエピソードを約600字で続けて投稿。以前から「オバケが出る」とささやかれていることを念頭に、「オバケに会ったことは無いのですが、先日までは、ゴキブリに会って叫び声を上げていました」と記した。これらを含めて8月22日の午前中には計4本もXに長文投稿を繰り返した。

   だが、SNSではこの発信に対してネガティブな反応が目立つ。「休日も公邸で仕事してますアピール」「批判が結構効いてて草」「などの声が相次いでいる。

   2月の衆院選で高市首相の人気に呑み込まれる形で落選した野党の元議員からも反発の声が目立つ。中道の前衆院議員、小沢一郎氏の事務所Xは「肝心なことには一言も触れず、膨大な文字数の、中身のない投稿ばかりをひたすら繰り返す総理」と批判。同じく中道の前衆院議員、五十嵐衣里氏もXで「なにこれ、、暇なのか、、、」とあきれたような反応を記した。

7月には「寝てない」アピールに冷ややかな声

   高市首相は7月、自身のXで「0時間〜3時間睡眠が常態化」と明かした。これが「寝てないアピール」だとSNSで酷評される結果に。この頃から支持率がじわじわと下落しており、このアピールは国民に対してはむしろ逆効果となったとの見方が強い。

   それでもなお、盆の期間にも首相のX大量投稿は続き、熊本地震の災害対策や物価高対策などを長文で一方的に発信し続けた。8月21日には、尊敬する人物であるマーガレット・サッチャー元英国首相の「好かれることを目的にしたら、取るべき決断が取れなくなる」という言葉から始まる1200字を超える長文を投稿した。

   ロシアのプーチン大統領による北方領土上陸や、米国のトランプ大統領による国際刑事裁判所(ICC)の赤根智子所長らを対象とした制裁措置など、日本政府の対応に注目が高まる中、高市首相は国会で追及を受けた誹謗中傷動画疑惑と「サナエトークン」疑惑について持論を展開。この発信内容にSNSでは「この書き出しでトランプにガツンと言ってやる系でないの嘘だろ」「よりによって今言うこと?」など、やはり辛辣な評価が目立った。正式な形での記者会見が少ないことを改めて指摘する声もある。

   「ぶら下がり」取材や正式記者会見など、報道対応が歴代首相と比べても少なく、メディアを介さずにSNSで一方通行の発信を重視してきた高市首相。だが支持率の低下とともに、持ち味だった発信力にも暗雲が漂い始めている。

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