チラ見せした「卒業証書」と同じものかどうか
田久保前市長側は8月24日に、「本人は作成していない」と主張する文書を裁判所に提出している。偽造だったとすれば、第三者が作成したものであるとしている。
萩谷弁護士は「代理人の弁護士事務所が保管しているという、いわゆる卒業証書が提出されれば事実解明も進むのかもしれませんが、弁護士には刑事訴訟法上の押収拒絶権がありますから」という。
田久保前市長がチラ見せした「卒業証書」なるものが提出されないと、今回見つかった偽造データとの照合もできない。「疑惑の大もとになっているのですから、提出して、有権者に向けても説明をちゃんとすることが重要なのかなと思います」と萩谷弁護士は期待した。
裁判は公判前整理手続きが進められていて、早ければ年内にも初公判の見通しだが、田久保前市長側は無罪を主張する方針だ。
(シニアエディター 関口一喜)