麻布十番祭り「蟹ラーメン」で76人体調不良 余った700食、保健所「使い回した可能性」、店側「まだ原因分からない」

「衛生環境を保てば、食中毒にならなかった」

   麻布十番納涼まつりで体調不良の訴えが相次いだことについて、みなと保健所の生活衛生課は8月28日、最初に通報が入った26日は5グループ6人だったが、28日正午過ぎ現在は、50グループ76人まで拡大したとJ-CASTニュースの取材に明かした。

「多くの方が蟹ラーメンを食べたとお話しになっています。下痢や嘔吐、発熱の症状が出て、病院で受診した方もおられますが、重篤な症状は聞いていません。ただ、まだ体調不良を訴えておられる方が多くいます」

   ほとんどが23日に蟹ラーメンを食べたといい、保健所では、食べた人たちに検便協力を依頼している。

   蟹ラーメンを提供した「割烹こめを」にも、立ち入り検査に入った。トイレや流し台などの拭き取りを行い、残った食材を回収したり店員の検便を行ったりした。食中毒の疑いがあるとみて、検査機関に分析を依頼している。患者の検便を行った病院へも問い合わせており、早ければ31日にも結果が判明するのではないかという。

   保健所の調べでは、店は、22日に約40食、23日に約500食を販売した。店側が22日に700食が余ったと投稿していたが、この点については、こんな見方を示した。

「700食の使い回しについては、確認が取れていません。ただ、ウイルスが増殖していますので、使い回した可能性が高いと思います。また、冷蔵・冷凍庫に入れ、翌日に火を通すなど衛生環境を保てば、食中毒にならなかったでしょう。冷蔵庫などに入り切らなければ、廃棄処分になります」

   店からは、出店届は出されていたといい、22日に保健所の職員が立ち入ったときは問題が見られなかったという。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

1 2
姉妹サイト