2026年8月中旬、100円ショップの店頭にハロウィーン関連商品が早くも並んでいるとSNS上で大きな話題になった。ハロウィーン当日まで2か月以上もある中、なぜ8月ごろから販売を開始するのか。ダイソーを運営する大創産業、セリア、キャンドゥの大手3社に取材した。
3社が「8月」にハロウィーン関連商品を売るワケは
きっかけは、8月18日のX投稿だ。一連の投稿で、ダイソーの店頭にハロウィーン関連商品が並んでいる様子を写真で紹介したうえで、販売時期が早いことを指摘していた。
この投稿に対し、SNSでは、「よく考えたら早すぎるな」「さすがに早すぎるだろ」「セリアもです」などの声が上がっていた。
大創産業の広報課は取材に対し、26年は8月中旬ごろから全国の店舗で順次展開していると回答。セリアの担当者も、8月中旬ごろから展開しており、基本的には全店一斉に開始していると答えた。
キャンドゥは少し異なる。広報担当の回答によれば、8月20日の取材時点ですでに展開している店舗はあるが、本格的な展開はその週からだとしている。
だが3社とも、8月からハロウィーン関連商品を展開している点は変わらない。
8月から展開する理由の説明は3社で分かれた。
大創産業の広報課が挙げたのは、近年、季節のイベントを早めに取り入れて楽しむ客の存在だ。ハロウィーン本番に向けて余裕を持って選べるようにするためだと説明し、また、つぎのようにも述べた。
「店頭でひと足早く次の季節の訪れを感じていただくことで、季節感や売場の変化を楽しんでいただき、来店いただくたびに新鮮さを感じていただける売場づくりにもつなげています。装飾品などは少しずつ準備される方もいらっしゃるため、早い時期から商品をご覧いただくことで、長い期間を通してハロウィンの雰囲気を楽しんでいただければと考えています」
セリアの担当者は、ハロウィーン関連商品自体の変化を理由にした。
「ナチュラルデザインなど季節を問わずにインテリアになじみやすい商品の展開も増やしており、早い段階からイベントを楽しんでもらうためです」
キャンドゥの広報担当は、業界全体の動きだと説明した。
「今年に限らずここ数年100円ショップ業界はシーズン商品を早い段階で展開する傾向にあり、ハロウィン関連商品についても同様です」