日本テレビ系「24時間テレビ」で行われたチャリティーマラソンで、俳優の星野真里さん(45)が走る前に、突然看板を持った男が乱入するハプニングがあった。同マラソンでは、過去にもランナーと勝手に並走する人が出るなど、放送事故が相次いでいる。ランナーは、番組のスタッフらがガードしているが、公道を走る環境に問題はなかったのだろうか。迷惑系ユーチューバーとして、売名が目的か「誰かが一歩踏み出すことのできる社会になってくれたら...」。番組のアナウンサーが、ランナーの思いを紹介する中で、星野さんは、苦しそうな表情も見せながらも、歩道を走り続ける。80キロ先のゴールとなる東京・両国国技館まで、あと1キロほどに迫ったときだ。数人のスタッフが星野さんをガードしている中、突然、マスク姿の若い男が看板を掲げて、右方向からカメラの前に出てきた。看板には、系列局の元幹部が3年前に24時間テレビの寄付金などを着服した事件のニュース画像が貼ってあった。男は、顔もカメラの前に出してアピールしたが、男性スタッフが男を制止し、すぐに左方向へ見えなくなった。沿道からは、「止めろ、お前」といった怒声が響く。しかし星野さんは、乱入を気にせず、信号待ちのときに、祈るような表情を見せる。番組アナは、病気で苦しむ子どもを持つ家族のために、と星野さんの思いを代弁し、男が乱入したアクシデントについては、スルーしてしまった。実は、今回乱入したこの男は、迷惑系ユーチューバーとして活動しているようだ。前回のマラソンでも、ランナーを追い駆けてヤジを飛ばしたりしていた。今回も看板を持って警備員ともめる様子が映った動画を投稿し、独自の主張で自らの行為を正当化していた。今回は、正義感からだと説明しながらも、X投稿では、注目を集めてチャンネルのフォロワーを増やす目的を隠していない。今回の騒ぎの後で投稿した動画では、「迷惑行為」を謝罪するふりを見せながら、また同様な行為をすることを示唆していた。「ガードランナーが迅速かつ適切に対処」とだけ回答24時間マラソンを巡っては、22、23年も、別の迷惑系ユーチューバーがそれぞれ、お笑い芸人の兼近大樹さん、タレントのヒロミさんに並走して動画配信するなどして物議を醸した。度々、マラソン中に突撃行為が起きており、今回も、ネット上で大きな話題になり、様々な意見が寄せられている。日テレの運営への疑問や批判は多く、「警備ザルすぎじゃね?」「毎年毎年こんな事に怯えながら放送するのか」といった指摘が出た。「もし来年もやるなら室内で24時間走れば?」といった提案もあった。もっとも、乱入した男に対しても、「やっている事が無茶苦茶だ」「妨害活動は褒められた行為ではない」などと非難の声が上がっている。ただ、ハプニングを煽るような書き込みも多く、「勇者現れた」「また来年もやってくれ」などと迷惑行為を面白がる向きもある。男も、今回の行為によって、フォロワーを増やしており、マラソンが売名に使われている実態があるようだ。こうした行為を防ぐために、日テレはどんな警備体制を取っているのだろうか。また、放送を妨害したとして警察に通報したり、放送事故を故意に起こした損害賠償を求めたりするのだろうか。こうした点も含めて、J-CASTニュースでは8月31日、日本テレビ側の見解を取材した。これに対し、同局の広報部は同日、メールでこう回答した。「並走していたガードランナーによる迅速かつ適切な対処により、星野真里さんおよび沿道の皆様に怪我等の被害はありませんでした。沿道の皆さまの声援に感謝しております」(J-CASTニュース編集部 野口博之)
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