プロ野球パ・リーグの元最多勝投手で野球解説者の武田一浩氏(61)が、2026年8月31日にユーチューブを更新し、ワールドシリーズ3連覇を目指すロサンゼルス・ドジャースについて、「10月に向けての調整が非常にうまい」と太鼓判を押した。
「復帰したグラスノーはあまり問題ないし、スネルもいい」
ドジャースは今季、開幕から好調で現在、ナ・リーグ西地区の首位を独走している。8月は13勝14敗と負け越したものの、勝率.599で2位サンディエゴ・パドレスに9.5ゲーム差をつけている。
ワールドシリーズ3連覇に向け、8月2日に交換トレードでデトロイト・タイガースからタリク・スクーバル投手(29)を獲得。これに加え、負傷者リスト入りしていたブレーク・スネル投手(33)と、タイラー・グラスノー投手(33)が復帰し、先発陣が充実している。
野手では、センターのレギュラーを務めるアンディ・パヘス外野手(25)が、8月22日のパイレーツ戦で左手甲を骨折して負傷者リスト入りしたが、3Aから昇格したアレク・トーマス外野手(26)が存在を示している。
ドジャースはワールドシリーズ3連覇を達成することができるのか。武田氏は昨季のドジャースを今季に重ね合わせ、次のように分析した。
「去年と一緒で、去年も今ぐらいの時期は(チーム状態が)悪かった。ここから上げていく。だからあまり心配はしていない。ただ、ずっと出場していたパヘスが故障した。これをいいリフレッシュ期間にすれば、ちょうどプレーオフにはいいかなというのはある。試合に出れそうな感じだから。グラスノーもこの間、投げてボールは良かったから、あまり問題はないと思うし、スネルもいい」
現役時代、先発とリリーフの両方を経験した武田氏は、ドジャースのクローザーに注目し、候補にエドウィン・ディアス投手(32)、タナー・スコット投手(32)、佐々木朗希投手(24)の名を挙げた。
「クローザーは3人いればなんとかなる感じはする」
チームは昨オフ、クローザーとしてディアスをメッツから獲得した。ところが4月に右肘の関節遊離体の除去手術を受け、故障者リスト入り。7月29日に復帰するも、8月18日に首の炎症のため再び故障者リストに入り、現在は主にスコットがクローザーを務めている。
武田氏は「ディアスがちょっと良くなって、スコットがいて、クローザーは誰にやらせるのかといえば、佐々木もそこに入る可能性はある。3人いればなんとかなる感じはする」と指摘し、こう続けた。
「ちょっと気になるのは、相手チームが強い時。8月にレッドソックスとかブリュワーズと当たった時、勝ちきれていないのが気になる。ただ、よくよく思い返すと去年もそうだった。シーズン頭から話しているが、10月に向けての調整の仕方が非常に上手くなっている。中継ぎだけが不安だが、プレーオフになったら今、中継ぎで不安のある投手はあまり使わない。結局、使う人は限られてくる。その人たちの調子が戻れば、去年と似ている」
昨季はポストシーズンでレッズ、フィリーズ、ブリュワーズを下してワールドシリーズに進出。ワールドシリーズでは、ブルージェイズに4勝3敗で勝利し、2連覇を達成した。3連覇に向け、戦力は整いつつある。