大越健介さん「既成政党がとりこぼした有権者の選択肢としての地位を築いた」
板橋教授は「旧東西ドイツとも世代交代をして、いまやナチス時代の経験や歴史教育は極右台頭のブレーキになりえない。この流れは一過性のものではなくドイツ政治に根付いたと言ってもいい」と話す。現政権に反対する政党が拡大すると、EUやNATOをけん引してきたドイツの外交政策が停滞する可能性もあるという。
2年前にAfDを取材したMCの大越健介さんは「既成政党がとりこぼした有権者たちの選択肢としての地位を築いた。問題はむしろこれからで、広くドイツ国民に納得してもらえるような寛容で現実的な政党に変化するのか、それとも主張をもっと先鋭化させるのかが分岐点と言える。もし後者の道をたどれば、より社会の分断が進む可能性がある。そこにトランプ政権が率いる今のアメリカの姿が重なる」と話した。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)