警察庁が高齢者の「運転技能検査」を厳格化...「方向変換」や「安全不確認」を追加

あまり厳格化すると生活ができなくなる状況に

   交通政策が専門の桜美林大学の戸崎肇教授は「近年、重大事故が増えてきた。『池袋の事故』のような相当な損害を生じる事故を高齢者が起こしている。ただ、厳格化と言っても評価が厳格化されたわけでなく、技能検査を見ると、できて当たり前のことだ。これまでは甘い評価でやってきたのを、厳密な採点基準で大幅にマイナス点を増やす。これが変わってきたことだ」と説明する。

   MCの大下容子さんは「検査に方向変換が加われば、何度も(ハンドルを)切り替えるという臨機応変さが求められると思うが、ただ何度も受検できるということは変わらないのか」と聞く。

   戸崎教授は「運転者さんの生活にかかわることだから。あまり厳格化しすぎると生活ができなくなる(人もいる)。そうした地方も多いのでそのような事情も配慮したのだと思う」と話す。

   番組は75歳以上の運転免許保有者が昨年末時点で約835万人いることを伝える。全体の10%にあたり、運転者の高齢化も無視できない社会になっている。

(ジャーナリスト 佐藤太郎)

1 2
姉妹サイト