しれっと受け取る11億6800万円の行方は
さらに、中道は政党交付金として26年分で23億4000万円を受ける予定で、10月分と12月分で11億6800万円残っている。事実上、中道は解散したも同然であるので、本来であれば、残りの政党交付金は国庫返納するのが筋である。しかし、これまでの政党の離合史をみても、潔く国庫納付したのは、14年11月に解党したみんなの党だけだ。当時代表だった浅尾慶一郎氏が党に残る8億円を超える資金を国庫に返納した。中道が歴史に名前を残すには、11億円以上の国庫返納をすればいいものを、今回も1人残して中革連を温存し、しれっと政党交付金を受け取る(編注:中道の小川淳也代表は9月9日午後の会見で、未払いになっている衆院選費用にあてると説明。記者からの疑問の声には「『総選挙の支払いを10億円余り踏み倒していいのか』というご質問であれば、答えは『ノー』だと思う」と反論した)。最後までダメな政党だった。
++ 高橋洋一プロフィール
高橋洋一(たかはしよういち)元内閣官房参与、元内閣参事官、現「政策工房」会長 1955年生まれ。80年に大蔵省に入省、2006年からは内閣参事官も務めた。07年、いわゆる「埋蔵金」を指摘し注目された。08年に退官。10年から嘉悦大学教授。20年から内閣官房参与(経済・財政政策担当)。21年に辞職。著書に「さらば財務省!」(講談社)、「国民はこうして騙される」(徳間書店)、「マスコミと官僚の『無知』と『悪意』」(産経新聞出版)など。